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テーマ:ゲーム日記(30996)
カテゴリ:すばらしきファミコンの世界
今回は「クソゲー」を取り上げてみたいと思います。
「すばらしきファミコンの世界」、第4弾は「燃える!お兄さん」! 「燃える!お兄さん」は、週刊少年ジャンプに連載されていた 同名のマンガをファミコンソフト化したもの。 主人公のケンイチを操作し、さらわれたユキエを救いに向かう 横スクロール型アクションゲームである。 さてさて、そのゲーム内容なのだが・・・残念ながら 当時のキャラゲーにありがちな、「並以下」のアクションゲームである。 なので、申し訳ないが私は最後までプレイしたことがない。 とてもそこまでやる気力が出てこないのである。 しかし、これだけならわざわざ取り上げるまでもないのだが、 このゲーム、とにかく「オープニング」がスゴい(というか「ヒドい」)。 まず、いきなり「丁半博打」の場面からスタートする。 というのも、ゲームのストーリーとして、 「ハゲオヤジが丁半博打の大勝負に負けて、その借金のカタにユキエがさらわれる」 という設定になっているため。 丁・半、いずれかをプレイヤーが選ぶとサイコロが振られる。 結果、見事にハズれると、段取りどおりユキエがさらわれて いよいよ本編スタートとなるのだが、もし当ててしまうと・・・ なんと、「大金を手にしました。めでたしめでたし」で いきなりゲームオーバーになってしまうのである。 もちろん、もう一度スタートさせたら、丁半博打の場面から。 普通、このテの場面って、どちらを選んでもわざと反対側の結果を 出させるようにプログラムして、ゲームを進行させるようにするものだが、 このゲームは変なトコロだけバカ正直というか律儀というか、 「ガチンコ」でサイコロの結果を出しているので、 当たり前のようにゲームオーバーになってしまう。 つまり、このゲームは50%の確率でしか起動しないのである。 博打に負けてアクション本編に入っても、気を抜いてはいけない。 このゲームは「ストックなしのライフ制」なので、 敵キャラに触れたらライフが減るだけで済むが、 地面のない所に落ちてしまったら、問答無用で即ゲームオーバーとなってしまう。 で、タイトル画面に戻ったら、絶対に「コンティニュー」を選ばなければならない。 うっかり「スタート」なんて選んでしまったら・・・ そう、起動確率50%の丁半博打からやり直しとなってしまうのである。 このゲーム、「ヒキが弱い」と、50%の「起動できないスパイラル」から 抜け出せなくなってしまうのである・・・・・。 「燃える!お兄さん」 [メーカー]東宝 [機種]ファミリーコンピュータ [発売日]1989年8月8日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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