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テーマ:ゲーム日記(30996)
カテゴリ:すばらしきファミコンの世界
「夢ペンギン物語」は、その名のとおり
ペンギンのペン太くんが活躍する横スクロールアクションゲーム。 グラフィックも可愛い雰囲気にまとまっていて、 途中にはシューティングステージもあったりと、 「さすがはコナミ」といった感じのなかなか楽しい作りになっている。 さて、ゲーム自体はなかなか楽しいのだが、 ストーリーはというと、タイトルに「夢」とついているにも関わらず、 これがまた現実的というかかなり「切実」である。 ある日、ガールフレンドのペン子が、ペン太の前からいなくなってしまった。 しかし、スーマリのピーチ姫よろしく誰かに さらわれてしまったというワケではない。 ペン太が「太っていること」に愛想をつかして、 スマートなヤサペンギン・ギン次のもとに自ら行ってしまったのだ。 ペン子は言う。 「ペン太、本当に私のことが好きなら、スマートになって迎えに来て!」 そう、このゲームの最大の目的は「ダイエット」なのである。 ゲーム中、ライフゲージには「やせ・ふつう・ひまん」といった 他のゲームではまず見かけない項目が目盛りに書かれていて、 敵を倒すと出てくる「やせぐすり」を取ることにより、 ゲージを「やせ」に近づけることができる。 敵の攻撃を受けてしまうとなぜか体重が増えてしまうのだが、 木になっているリンゴなど、食べ物にうっかり触ってしまっても、 ペン太は勝手に食って太ってしまうので、 それらにも注意しなければならない。 そして、ステージの最後、ボスキャラを倒すと残りタイムが ライフゲージに加算され、ここで「判定」。 肥満度が「ふつう」より良ければクリアとなるが、 「ふつう」未満だと、ペン子に「太っている人なんて大キライ!」という 罵声を浴びせられ、有無をいわさずゲームオーバーとなってしまう。 私自身はそんなに太っている方ではないのだが、最初このゲームオーバーを 目にしたときは、ほんのちょっとだが何故か悲しくなってしまった・・・。 そんな事にもめげず、コンティニューを繰り返してどうにかエンディングへ。 すっかりスマートになったペン太のもとに戻ってきたペン子。 しかし、ここで驚愕の「オチ」が待っていた。 詳しくは書かないが、まぁストーリーの流れから考えて カンのいい方ならピンとくるのではないだろうか。 そこで私が思わず発した一言は、「ペン子、テメェこのヤロウ!」である。 「夢ペンギン物語」 [メーカー]コナミ [機種]ファミリーコンピュータ [発売日]1991年1月25日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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