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今日は夏祭り。
息子が子供みこしをかついだ。 ときどき雨が激しくふっていたが、 そんなことは関係なく祭りは行われた。 息子の楽しみはみこしを担ぐことより出店での買い物。 異常な数の出店が道路の両脇に並んでいる。 息子は、食べ物よりも「くじ引き」が目当てらしく、 いくつもある「くじ引き」の出店を真剣に物色し、店を選ぶ。 そこには、ほこりをかぶった豪華な景品が飾られていた。 店にはたくさんの子供たちが集まっていて、 お金を払って次々にくじを引いている。 くじを引いた子供たちは、 そのくじを店のお姉さんにみせる。 お姉さんはくじの番号を見て、 手元のダンボールから取り出した景品を子供たちに渡している。 息子はその店に飾られている、遊戯王のカードが欲しいらしく、 くじを引きたいといった。 仕方ないので引かせてやることにした。 「このカードは何番が出たらもらえるの?」 息子が欲しがる遊戯王のカードを指差して僕が何気なく聞くと、 店のお姉さんは困ったような顔をして絶句してしまった。 え、何で絶句しちゃうの―― 僕は驚いた。 「一番から十番が出たらそれです」 絶句した女の子に変わって、 隣の金魚すくいのお店のおばさんが答えた。 ええ、何で隣の店のおばさんが答えるの?? 動揺している僕など気にも留めず息子はくじを引いた。 番号は百何十番かだった。 お姉さんは手元の段ボール箱から無造作に はずれの景品を取り出し息子に渡した。 息子は残念そうに店を後にした。 雨に濡れた僕らは家路についた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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