駅ビルまでのウォーキング
けさは、「ダイエット大作戦」開始のための足慣らしも兼ねて、最寄のJR宇都宮駅ビルまで散歩してきた。・・・といっても、正味、ものの30分。最初はこのぐらいでいいと思う。僕は、本来は体を動かすのは大好きな方で、8年前ぐらいまでは鉄人レース・トライアスロンもやってたこともある。ただ、これはさすがにキツかったし、齢とともに反射神経・瞬発力と動体視力(スポーツ・アイ)の衰えは否(いな)むべくもなく、自転車の競り合いなどで、周回進みのトップグループのアスリートに、万が一引っ掛けたりして迷惑をかけては悪いので、やめた。運転免許更新の際や眼鏡店にある視力検査表で測る静止視力とは別に、スポーツ視力にはこういう落とし穴もある。ましてや、パソコン三昧の日々では、動体視力は落ちる一方だろうな~。以前なら、ストレス解消法はと問われれば、ためらいなく運動(走る、泳ぐ、転がす=自転車を)だと答えていたのだが、妻が三つ子三人娘ちゃんを妊娠してこのかた丸々4年(長っ!)、24時間かかりっきり態勢の子育てに忙殺され、全く運動らしい運動をしてこなかった。完全に体はナマリ切っている。人後に落ちない酒好きながら、子供の相手をしているときはもちろん絶対禁酒禁煙、シラフは守っているので、寝る前にここぞとばかり呷(あお)るように飲む晩酌(日本酒とワイン)も、どう考えても体に悪いよね体重15kg前後になった愛娘三姉妹を、代わる代わる抱っこしたり、ヒンズースクワットよろしくおんぶ・肩車したりするという“ハードトレーニング”を夜な夜な続けているせいか、腕の筋肉は健在だが、足腰の筋力・持久力、心肺機能は完全に退化してしまったのを感じる。膝がガクガク。階段の昇り降りぐらいでも「救心」がほしいほどの今日この頃である。もはや、執行猶予(モラトリアム)・延滞(ポストポーンメント)はありえないざんす。なるべく早くダイエット&フィットネスに取り掛かりたい。もちろん写真も載せますが、けっこう面倒くさいんだよね~これがもうちょっとお待ち下され。ただし、これまでの長い運動経験から見て、無理は禁物であると、自分を戒めてあげたい。長年月にわたって運動をしていない場合、戻すには最低でも7~8回の運動が必要である。週3~4回のウォーキング、ジョギングをする場合、十分なストレッチング(筋肉伸ばし)や準備運動をするとともに、最初の2~3週間は、物足りないと思うぐらいの運動量が望ましい。その物足りなさが、持続への意欲になる。運動に挫折するのは、その多くが、自分の現状の力量を超えたハードな運動をして、コリゴリ嫌気がさすことが原因と思われる。アマチュアにとって、一回一回の運動量、パフォーマンスに意味はない。持続することが、当面の目標である。目的とさえ言ってもいいかもしれない。なお、厳密にいえば、本来「ダイエット」とは食餌療法の「献立」のことであるが、最近では本場・英語圏でも、「フィットネス(身体的適応)」や「シェイプアップ(体の輪郭を整えること)」、「リデュース(減量)」、「スリミング(スリムになること)」などと混同されているみたいなので、まあ要するに「(健康に)やせる」ことを「ダイエット」と呼んでかまわなさそうだね。言葉にうるさい歌詠みとしては多少引っかかるが、ま、いいか。なお、ダイエットの本来の意味である栄養面では、とりあえず糖質(炭水化物のうち、食物繊維《ダイエタリーファイバー》を除いたもの)と脂質のできる限りのカットを考えている。・・・というか、すでに始めている。運動を組み合わせるので、微量栄養素のビタミン・ミネラル(鉱物質)不足が懸念される。ためらわずサプリメント(栄養補助食品)を用いることとする。こういうのを「薬」と同一視して嫌う人も世間には多いように感じるが、微量栄養素の必要性に関しては十分に医学的・生理学的に合理的な根拠のあることであり、嫌うのは勝手だが、僕としては理解できない。「ネイチャーメイド」(大塚製薬)の「マルチビタミンミネラル」辺りでいいかなと思う。さて、ひと頃よりかなり涼しくなったが、けさの当地・栃木はかすかな霧雨が降りしきっており、軽い運動でも、やはりかなりの蒸し暑さを感じた。駅ビルの華やかな店舗群は、大都市の匂いを持ち込みつつ午前8時台から活気に満ちており、小泉政権以来の地方切り捨て政策で疲弊し果て、シャッター通りと化した市内の路面の商店街とは雲泥の差があるように思えた。(以下、話はそれるが・・・)もう、どう足掻いても、さほど特色のない地方都市の「街づくり」なんてことは無理だろう。その点では、僕は全く楽天的ではない。悲観的な未来像を確信している。最近では、ビジネスマンの友人たちも、こういった僕の意見を真剣に聞くようになった。危機感が共有されている。大都市を除く日本の大部分が、生き馬の目を抜く東京資本、あるいは先進国の外資に占領される日は着々と近づいている。国際経済競争におけるアジア地域の猛追も、ご覧の通りだ。すでに国と地方自治体の財政は破綻している。お上に頼る時代は、20世紀とともに過ぎ去った。無駄なことに税金を使わないほうがいい。そんな金が(もし)あるなら、セイフティネットや福祉に使ったらどうだろうか。地方の中小零細企業は、それぞれが個別に、才覚と努力の限りを尽くして頑張るしか道はない。地方都市は、コンビニエンスストアと住宅だけが残って、いわゆる小売店なんてものは、ほとんどなくなっちゃうんだろうな。大都市地域、および郊外型の大規模商業ビル(ショッピング・モール)と、インターネット上の仮想商店(バーチャルショップ)しかサバイバルできないんじゃないだろうか。それはそれで、そこにフィット(適応)できるものには面白い時代とも言える。・・・ビジネスパーソンの端くれとしては、いろいろと考えさせられた。歩くと、いろいろ思いつく。犬も歩けば棒に当たる。東京の文化懐かしJR宇都宮駅にそを見にゆけり