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テーマ:心のかたち、人のかたち(951)
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また入院の話ですが、
一度病室変わったんですよ。 前回とまったく同じベッドだったところは、ナースステーションに近いので、 もう少し病気に手がかかる人を入れたい、との事で、 もう自分の身の回りの事は一通り自分で出来るようになった私は、 ちょっと奥の部屋に変わることになりました。 とはいえ、そこも内科の病気で入院してらっしゃる人ばかり。 やはり内科の病気はしんどいので、 カーテンを閉めてひっそりしてらっしゃいましたね~ 私が変わった時は、私と同じ整形科の若い女性がいらっしゃった隣のベッド、 すぐ退院されて、 そのあと個室から変わって来られた83歳のおばあちゃん。 ベッドから落ちて肩を骨折されて、私より3日前に入院されてたそうです。 ものすごくおしゃべり好きで、 とうとう私が話し相手にされてしまいました~ 最初は私の事を「奥さん、奥さん」と呼んでいらして、 私もあえて否定してなかったんですけど 「旦那さんはなにをしてらっしゃる方ですの?」と聞かれ、 実は独身なんです、と言うと、 「そうよね、今は女一人でも生きて行ける時代よ! 結婚なんかもうしなさんな、一人で楽しく生きていけばいいのよ。 私も今の時代だったら、結婚しないで生きて行くわ!」 実はそういう会話をしていた時、 彼氏とで結婚についてやり取りをしていた真っ最中だったんですけどね… でも、おばあちゃんは結婚生活が嫌だったわけでもなさそうなんです。 旦那さんは若い頃に仕事中に亡くなられてたのですね。 今あるものが、永遠にあり続ける訳ではない…という人生の無常さから、 おばあちゃんはそう言ってらしたのかもしれません。 いろんな事を前向きに受け取るすごい気持ちのいい性格のおばあちゃんで、 こんな人になりたいな~と思っていたんですが、 看護師さんが教えてくださったところによると、 個室にいらした時はそごくおとなしい人だったとの事。 「Meeeさんと同じ病室になってからすごい元気になっちゃったんよ。 話相手とか、世話を焼く人がほしかったんじゃろうね、 相手してくれて、ありがとね」 ええ~そんな、私お礼を言われるようなことはなにもしてません… でもおばあちゃんの明るい笑顔は、 私も元気付けられましたもん! お見舞いに行きたいけど、どうなんだろな。 きっとあのおばあちゃんだもの、 私のあとに入ってきた人と仲良くなってるんじゃないかって思います。 おばあちゃんのように、明るく前向きで、 話をすれば元気を与えられるようなそんな人になります 出会いって素晴らしい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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