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カテゴリ:時事関係
「核実験」
2006年10月5日 ここのところ忙しかったので、久しぶりの記事更新です。 10月3日に北朝鮮が、核実験を行うという発表を行いました。 私たちから見ると、「遂に来たか」という思いがしますが、北朝鮮の思惑を考えると、時期的に少し早かったのではないかという思いがします。 というのも、現在は、ミサイル発射によって採択された国連決議案にそって、北朝鮮包囲網の真っ只中です。 そして、国連事務総長の交代の時期なのです。 どんでん返しが無ければ、韓国の潘基文(パン・ギムン)氏が就任されると言われています。 つまり、海千山千のアナン氏から、初心者マークの潘氏に代わるのですから、どちらが有事に対応出来るのかといえば、言わずもがなでしょう。 今は収穫の秋に入り、北朝鮮の食糧事情も一息つける状態になるはずなのに、何故、あと少し待てなかったのか。 そう考えると、いよいよ北朝鮮も後がなくなったのかもしれません。 この「北朝鮮の核実験実施表明」の件に関連して、少し気になったニュースがありました。 「私は首相「分身」…小池補佐官、対米パイプ作りに自信」(下記に引用あり) これは、”補佐官”という役職が、どのような仕事を行うのか、ということを明確にした出来事だと思います。 新体制になり、まだ、お互いの連携が確立していない状態での有事なので、行動の迅速さは”お手柄”だと言えるでしょう。 しかし、少し気になります。 小池氏は、補佐官という立場上、官房長官、外相、防衛庁長官への連絡をしていないでしょう。 つまり、動きはするけれど尻拭いは、官房長官、外相、防衛庁長官へ任された形だと言えます。 これは、キチンと話が通っていれば問題はおきませんが、スタンドプレーであるなら、新体制への楔になるかもしれないのです。 現在は、日本の有事であり、結果的には迅速に対応できたと言う点が評価できるので、おそらく、大きな問題とはならないでしょう。 しかし、このままの姿勢で、補佐官が勝手に動き回って話しを進めるのであれば、そういう行為は日本社会の中では越権行為であると反発を食らうので、安倍体制を突き崩す要因になりかねません。 安倍首相が、皆を納得できるように説明できればいいのですが、残念ながら、口の上手な方ではないので、その辺りが心配です。 修復できる今のうちに、補佐官の役割を今後どのようにするのか、各省との連絡をどのように行うのか、皆の意識統一を行わなければならないでしょう。 安倍首相の腕の見せ所です。 -----------------------------引用開始 私は首相「分身」…小池補佐官、対米パイプ作りに自信 【ワシントン=五十嵐文】国家安全保障問題担当の小池百合子首相補佐官が3日、就任後初めてワシントン入りし、首相官邸とホワイトハウスとのパイプ作りに着手した。 小池氏はハドリー米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と、北朝鮮問題を中心に50分間にわたり会談。その後の記者会見では、今回の訪米を「首相の『分身』となって海外を回る第1弾」と強調。「今後もホワイトハウスと緊密な連携を取っていける確信を得た。ワシントンへの(航空機の)回数券を買わなきゃいけないかな」と、“首相名代”としての自信をみせた。 ハドリー氏は、7月の北朝鮮のミサイル発射などの際には、主に安倍官房長官(当時)と連絡を取り合っていた。外交・安全保障分野で官房長官、外相、防衛長官と所管が重なるとの指摘もあるが、小池氏は「臨機応変に役者を変えるのが日本全体のプラスになる」と意に介さない様子だった。 (2006年10月4日16時5分 読売新聞) -----------------------------引用終了 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061004ia01.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 5, 2006 11:20:00 PM
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