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陽猫のひとりごと

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September 4, 2006
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カテゴリ:時事関係
「テロとの戦い?」
2006年9月4日

ブロガーには有名なオーマイニュース。
今日、「覚醒せよメディア!対談 田原総一朗 × 鳥越」という記事が載っていた。

編集長の鳥越氏や今回対談された田原氏とは、根本的に考え方が違うらしく問題にされようと思われる点が、私には納得出来ない。
起こった出来事の背景や時代や犯人の動機を無視して、同じ現象と捉える考え方に賛同できないのだ。

とはいえ、頭ごなしに拒絶するのも憚れるので、私なりに考えてみる事にする。

善意で解釈して、彼らの主題は「テロに屈してはならない」というものだとする。
もう一つ付け加えて、「メディアの言論の自由をなくしてはならない」というものもあるのだろう。

さてまず、テロとは何か?
 テロとは、テロル、テロリズムの略である。

では、テロルとは?
 大辞林 第二版より
  〔恐怖の意〕あらゆる暴力的手段を行使し、またその脅威に訴えることによって、政治的に対立するものを威嚇(いかく)すること。テロ。
テロリズムとは?
 大辞林 第二版より
  一定の政治目的を実現するために暗殺・暴行などの手段を行使することを認める主義、およびそれに基づく暴力の行使。テロ。

つまり、政治目的なしには、テロとは認められないという解釈が成り立つ。

ここで、加藤紘一議員の自宅放火事件がテロであったのかどうか?ということを問題にしては、「私は右派のテロではなかった」と思っているので、この話

が続かない。だからここでは、彼らが”右派のテロであったのだと思っている”ということを前提にしたい。

1.鳥越氏や田原氏は、「放火事件は、テロである」という認識を持っている。
2.それなのに、各メディアは問題化していない、彼らはそのことを杞憂している。
3.しかも、田原氏の番組の出演者(保守リベラル派)が、出演を断ってきている。これは、問題だ。

という流れだ。
ふむ。田原氏の番組に出演されている保守リベラルの方々が、”今何かいうのは身の危険であるという判断の元に言論を自粛する”というのであれば、そういう行動は、「テロに屈した行為である」と、田原氏が見るのも分かる。

しかし、それに対しての対応策が、「全マスコミが一大キャンペーンをやって大々的に扱わなければならない」というのは理解できないのだ。

この記事を読む限り、田原氏は理由を述べていないので、どのような根拠によって効果があると思われているのかは分からない。
しかし私たちが見知っているテロ事件から判断すると、テロ行為が最も効果を発揮するのは、『世論の関心』だと思われる。
だとすれば、マスコミが一大キャンペーンを行うことは、逆効果になるように思うのだ。

今回、被害にあわれた加藤議員は、テロに屈しないと自身の態度を明確にされている。
私自身は加藤氏の考えには同意できない点が多いのだが、今回の対応は素晴らしいと思う。
今回の犯人が、例えどのような思想や意図を持っていたとしても、犯罪行為は処罰されなければならない、と私は考える。
そうでなければ、法治国家の名が泣くだろう。

事件の流れを見ると、
1.強固な靖國参拝反対派の加藤議員の自宅が放火された。
2.現場で腹に傷をおって倒れてる男がいた。
3.右翼の事務所に所属している人物であった。
4.加藤議員は、テロには屈しない声明を出して、政治活動を行っている。
5.傷が回復した男は、今回の犯人として逮捕された。
6.男は、「一人でやった」「家に誰も居ないのを確認して火をつけた」「参拝反対派の加藤氏に恨みがあった」「生活苦で逃げ出したかった」などと供述している。

と、なっている。
私には、強固な政治思想を、この犯人からは感じない。
現時点では、むしろ、加藤議員は、自殺の巻き添えをくったのではないか、とさえ思うのだ。
(もっと調べれば、犯行を指示した者が出てくるのかもしれないが、それは現時点では憶測でしかないので、あえて言及しない)

しかし、それでも、田原氏や鳥越氏が「右派のテロ行為」であると思われるのであれば、、、

テロ実行犯の主張を聞くような、また、聞き入れるような行為を許してはいけないのではないだろうか。
マスコミがキャンペーンを張るということは、テロ実行犯の主張をメディアが広く知らせるという行為であり、
この事件の脅威性を強調するということは、テロ実行犯の行為の虚像を作り上げることにつながり、ひいては、世論を二分して社会の混乱を引き起こす行為となりうるのではないだろうか。

(そして、あまり指摘したくはないのだが)ましてや、対談とはいえ、「保守リベラル派が番組出演を見合わせている」という情報を流す行為は、テロ行為が効果あったと告白しているようなもので、それは、テロ行為を非難する立場である彼らが口にしていい話ではないだろう。

と、どう懇意的に解釈しても、私には、彼らの言動が一致しているようには判断できないでいる。


あっと、忘れるところであった、もう一つの主題、言論の自由について。

メディアに関わる人は、何かにつけて「メディアの言論の自由をなくしてはならない」と謳う。
その言葉について、異論を唱えるつもりはない。
しかし、現在のメディアが言論の自由を無くしているとすれば、私には、彼ら自身の身から出たさびのように思えるのだ。

なので、田原氏や鳥越氏が、現在のマスコミの報道に対して、憂いを感じる気持ちは良く分かる。
このような状態は、正常ではないからだ。

だから現在のマスコミを批判される気持ちがあるのであれば、是非、鳥越氏、田原氏にも、言動一致を望みたい。

もっと他にも言いたい事はあるが、思想の違いがあるので、今回はこれまでとする。
(興味がある方は、下記のアドレスから参照してください)

------------------------抜粋引用開始
私が聞きたかったのは先日の加藤紘一議員の自宅放火とこれを報じたメディアの報道のあり方、この事件を包む日本の現在の空気。私にはこうしたことは今後の日本人には大きな意味を持っているような気がするんですが、メディアも含め日本人の反応は何か鈍いような気がします。インターネット社会も含め私たちが共有している「言論の自由」がどこかで少しずつ削られているような気がします。

 皆さんも考えてください。これは自分たちの問題だと。もちろん戦前のことと現在とを単純に同列に論じられないのは当然です。

 が、やはり1921年(大正10年)に東京駅駅頭で原敬首相が暗殺されてから1937年(昭和12年)日中戦争へ入るまでの16年間に、3人の現役総理大臣と元総理大臣合わせて5人もの総理大臣が暗殺されていることを。そして、この後には日中戦争とこれに続く太平洋戦争(大東亜戦争ともいいますがねえ)が存在したという事実を―。

 歴史を参考にすれば、政治テロはやはり何か社会の曲がり角の赤信号という気がするのですが、私の杞憂(きゆう)でしょうか??

 16年間と言えば、今からさかのぼると1990年から2006年の現在までですね。イラクのクウェート侵攻があったあの年。翌91年には湾岸戦争。あの時から海部、宮沢、細川、羽田、村山、橋本、小渕、森、小泉と9人の首相がいたと思うんですが、このうち5人が政治テロで殺害されたと思ってください。そう思うとまあ、大変ことですね。そういう時代になるのは私は絶対にごめんです。

 戦争を知らない世代が多数派になってしまった現在の日本では、いち政治家の自宅が放火されたからと言って別に大騒ぎすることはないだろう、という程度の反応のようですけど、ここは戦争を知る世代に正面からの発言を期待してインタビューしました。

 田原さんはこれまでいろいろな脅しにも屈せずビシビシとテレビで発言されていますが、この日も熱かったなあ!!! 

 以下、9月2日に東京・港区のテレビ朝日で行われたインタビューを一問一答形式でご紹介します。


× × ×


田原総一朗さん
撮影者:堀 信鳥越 「加藤紘一さんの自宅が放火されたのは8月15日。まさに小泉首相の靖国参拝の日でした。そのとき、田原さんはどのような印象、感想を持ちましたか?」

田原 「ちょうど夕方、午後4時か4時半ごろ、加藤さんと電話で話をした。加藤さんがあちこちで頑張っているからその励ましと、『小泉さんはどういうつもりなのか』と話した。電話を切った直後に、テレビ朝日からの連絡で『今、炎上中だ』と。びっくりした」

鳥越 「あの日の朝、(加藤氏は)『スーパーモーニング』(テレビ朝日)にゲスト出演していて、靖国参拝についてはかなり明確に言い切っていた。それで夜、僕も聞いて、まさかと思った。あまりにもストレートすぎる。戦前ならまだしも、この時代に…。多少ありますよ、銃弾送りつけられたりとか、いろいろありますけど」

田原 「僕も脅迫はしょっちゅうありますよ」

鳥越 「私も電話とか来ます」

田原 「ただ、いちばん頭に来たことは、あの報道、新聞もテレビも小さいんですよ。本来なら新聞やテレビなどの全マスコミがキャンペーンをやらないと。でも全くやらない。もう一つは、『朝まで生テレビ』(同)に出てもらっている出演者が、次から次へと断ってきたこと」

鳥越 「それはどういう立場の人ですか?」

田原 「保守リベラル系。加藤さんに近い人。つまり共産党ではなく、保守リベラルが今ここで何かを言うとレッテル張られるということと、身の危険ですよ。

これは良くない。何とかしないとどうしようもないと思いました」


=世の中が危険な方向に=

鳥越 「田原さんも長くこの仕事をしてきて、このような世の中全体の雰囲気というのはこれまで感じたことがありますか。それとも初めてですか?」

田原 「初めてです。例えば小泉さんが8月15日に靖国に参拝すると、特に天皇の発言メモを『日本経済新聞』がスクープして、あれから小泉さんの靖国参拝の反対がドーンと増えた。それでも行った。そうしたら賛成が増えた。彼が世論の反対を押し切って参拝したら、世論が小泉さんについていった。賛否が逆転した。これは嫌だなと。世論の逆転現象について新聞もテレビも触れてはいるが、『これはどういうことなのか。実は怖いことだ』と言わない」

鳥越 「正面切って言わないですね」

田原 「安倍(晋三)さんが圧倒的に次期総理となりそうだ。彼が『美しい国へ』(文春新書)という本を書いたと。これを読むと僕らは引っかかることがある。しかし、あの本がベストセラーになっている」

鳥越 「特に最初に『戦う政治家』ということが出ている」

田原 「何と一体戦うのか。北朝鮮や中国かと。もし日本に戦う相手があるのなら違う。今はアメリカが世界を自分勝手に動かしている。そのアメリカにもの申すなら良い。方向が違うだろうと。それがベストセラーだ。読んだ人に感想を聞くと、面白いですよという。そういう中へ世の中が動いている。危険な方向だ。そこで放火事件が起きたのです。下手をすると真似をする者が出てきます。これは良くない」


後略
------------------------抜粋引用終了
http://www.ohmynews.co.jp/InterView.aspx?news_id=000000000693





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Last updated  September 4, 2006 11:59:54 PM
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