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カテゴリ:時事関係
「金融庁はどうなっているのか」
2006年9月7日 昨日は、親王殿下がご誕生あそばされ、一気に祝賀ムードに包まれました。 心よりお喜び申し上げます。 ところが、この「めでたい!うれしい!」という感情に水を差す、こんなニュースがありました。 「後藤田政務官が辞任(共同通信)」(下記に引用あり) 政務官である、後藤田氏が「貸付業の特例金利」を認める金融庁案に反発し、辞表を出したというニュース。 貸付業の上限金利引き下げ問題、所謂グレーゾーンが問題視されてから、グレーゾーン廃止の方向で話し合いが行われていたはずが、やはりというか、『特例金利』という形で、しかも『長期』に残す案を、金融庁が出してきたらしいですね。 今までこういうニュースは、法案が可決してしまってから発覚することが多かっただけに、後藤田氏の辞任を引き換えにした発表という手段は、私たち国民の「知る権利」を守ってくれたように感じます。 ただ、欲を言えば、このふざけた金融庁案を潰して欲しかったのですが、後藤田氏の力では、どうする事も出来なかったのでしょうね。 なので、せめて辞任理由を発表して辞任するという手段を取られたのだろうと、好意的に捉えたいと思います。 後藤田氏が会見時に言われた 「なぜ金融庁が(貸金業界に)妥協した案を出さねばならないのか理解できない」という言葉は、まったくもって同感です。 こういう行動は、貸付業者との≪癒着≫があるのではないか、との要らぬ疑惑を持たれるもとですよ、金融庁。 せっかく、まだ、発覚していないのですから自ら疑惑を確信に変えられるような行動は慎むべきだと思います。 『特例金利』なんていうものは、今までとなんら変わらない事態を作るのだ、ということを肝に銘じてほしいですね。 --------------------引用開始 後藤田政務官が辞任(共同通信) 内閣府の後藤田正純政務官は6日午前、貸金業の上限金利引き下げ問題で、例外となる「特例金利」を長期間認める金融庁案に納得できないとして与謝野馨金融担当相に辞表を提出し、受理された。政務官が検討中の政策をめぐって辞任するのは異例。後藤田氏は与謝野氏と会談した後、会見し「なぜ金融庁が(貸金業界に)妥協した案を出さねばならないのか理解できない」と辞任の理由を説明した。 [共同通信社:2006年09月06日 13時00分] --------------------引用終了 http://newsflash.nifty.com/news/tp/tp__kyodo_20060906tp007.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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