テーマ:介護・看護・喪失(5300)
カテゴリ:仕事のこと
私が担当していた末期がんの方が、
突然なくなりました。 末期がんなので、突然と言うのもおかしいのですが、 本当に突然に、眠るように息をひきとりました。 「眠っていると思ったら、息をしてないんです」 というおうちの方の電話で、駆けつけましたが すでに息をひきとっておられました。 主治医の先生に来ていただき、確認をしていただき、 最後の挨拶をしました。 その方とは、実はほんの1週間のお付き合いで、 実際にお会いして、私が訪問看護をしたのは3日間。 それでも、その方は、私が初めてうかがった日に 「ありがとう。これで生きながらえるよ。本当にありがとう」 と、涙を流してくださいました。 私が伺うと、「先生、先生」とすべての信頼を寄せて、 私にいろいろな質問をしては、熱心に聴いてくださいました。 おうちの方に、本当に来てくれてよかったと何度も言われ、 なんともいえない気分になりました。 私は、はたして、そんなに感謝されるほどの十分な仕事をしたのだろうか? もっと、出来ることがあったのではないだろうか? この仕事の感動的なことと、自分の無力さと、人としての私の未熟さと、、、、 いろんなことがごっちゃになって、 帰りの車のなかでぽろぽろ涙があふれました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[仕事のこと] カテゴリの最新記事
|
|