ハートフルコーチめはるんの暮らしの中の心理学

妻が息子の体を触りながら、ふと言いました。

「頑固な人って体が堅いよね」

うちの息子は頑固です。

それで言ったんでしょう。



妻はフェルデンクライス・メソッドのティーチャーで、エサレンマッサージのプラクティショナー。

鍼灸師でもあります。

プロのボディーワーカーとして、それこそ何千人の体を触ってきています。

そんな妻の言うことですから説得力があります。



こんなことも言ってました。

「体が柔らかい人は感受性が豊か」



そう言われて考えたのは、アントニオ猪木のことです。

レスラーでかちかちの筋肉がありそうなのに感受性豊かな人です。

それを言うと妻が答えました。

「一流の人は体柔らかいでしょ」



妻に言わせると、体が柔らかいだけじゃだめなんだそうです。

体が柔らかいと周りの出来事や人から言われたことに敏感になってしまって、自分を保てない。

だから人は体を硬くして、鎧代わりにしている。

そうすることで自分を保っている。

一流の人はしっかりした軸を持っているから、感受性豊かでも周りに影響されずに自分を保てる。



おもしろいですね。



自分の体を感じてみて、なんとなく分かるような気がしました。

ぼくもイヤなことがあると体が固まってしまうのを感じることがあるからです。



これは「心をほぐすと体もほぐれる。と同時に、体をほぐすと心もほぐれる」ことを意味しています。





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