君の名は
偶然に偶然が重なるものです。一瞬だけ私の視界をかすめ、耳を通り過ぎていった素敵な音楽に、再び出会うことができました。以前、Apple Crumbleさんのサイトで(たぶんそうだと思うのです)、ジャケを見て「いいなーこの雰囲気」と思い、マイスペで聴いて「!!!」となったは良いものの、あっという間に売り切れてしまったらしく、サイトからも消えてしまい、名前すらメモしなかったために、私が覚えていたのは、彼らのアルバムジャケとみずみずしいメロディの断片だけでした。ところが、最近よくのぞいているFastcutさんのサイトを、隅から隅まで眺めていたら、なんだか記憶に訴えるジャケが。そしてそのバンド名をググってマイスペにたどり着くと、流れてきたのは、そうなのです、あのメロディ。そこで私はやっと彼らの名前を知ることができました。Monkey Swallows The Universe。UKはシェフィールドのバンドです。彼らのアルバムは「The Casket Letters」といいます。2ndです。私が鮮明に覚えていたメロディは、マイスペでも聴ける「Bloodine」でした。胸の奥がキュッと疼くような、甘くも切ないメロディ。どこかで聴いたことのあるような懐かしさがあるのに、新鮮な感じがしたり。ピュアな女性Voが歌い上げる、「Sex, Drug and Rock'N'Roll」という歌詞の、ちょっとダークな部分は、「Don't marry her, fxxk(だからなんでこれが楽天ブログで引っかかってしまうのか…!) me」とサラリと歌ってのけた、今は無きBeautiful Southを思い出しました。中にはのどかなカントリー調のナンバーもあり、これが私の大好物。素晴らしいアルバムです。2007年リリースですが、もしこれを去年手に入れていたら、私の年間ベストは変わっていたかもしれません。そのくらいガツンとやられました。素晴らしい。そして、Arctic Monkeysのみならず、こういったバンドを輩出するシェフィールドの音楽シーンの活気の良さ。いいですなー。マイスペ