眩しい若さ
James Yuillがリミックスを手がけたり、エディ・スリマンの寵愛を受けていたりと、なんだかちょっと私には気になるバンドだった、The Answering Machine.。以前、この辺とか、この辺で日記に書いたことがありました。そして1stアルバム「another city, another sorry.」(プロデュースはデイヴ・エリンガ)がリリースとなり、やっと先日、ディスクユニオンでさんざんスタッフさんに探してもらって手に入れました。UKらしいメロウな部分もありますが、全面的に押し出されているのは、疾走感とエモーショナルなヴォーカル(こういうところが、Manicsの前座をやったりした理由なのでしょうか)。シンガロング必至の「Oh, Christina」は、まさに若さの発露の象徴のようなナンバーです。「Obviously Cold」の「Stop! Don't Stop!」の掛け声なんて、ライヴでやれたら最高に気分が盛り上がりそう。そして名曲「Cliffer」は、まさに名曲。静かなイントロから一気にバーストする瞬間に、ぞくぞくっと鳥肌が立ちます。パワフルなリズムと、攻撃的ですらあるギターの鳴りっぷりがいい。コーラスが女子なところがまたいい。Fratellisばりのスウィングが聴ける「Oklahoma」も光っています。「Lightbulbs」も、展開的にはClifferっぽいけれど、もっとポップな要素もあって、ギターポップの側面も見られます。「It's Over! It's Over! It's Over!」もそんな印象を受けます。青いといえばそれまでかもしれません。けれど、これからこのバンドが続いていくにせよ解散するにせよ、このメンバーたちにとってはとても大事な通過点になると思います。この青さと爆発力は、きっと大きな意味合いを持ってくるのだろうなあ。「The Information」のようなスローテンポの曲を、もうちょっと聴いてみたい気もします。と言いつつも、彼らの若々しいエネルギーに満ちたナンバーがいちばん好きだったりもするのですが。British Anthemsでの来日が本当に楽しみです。James Yuillも出るしね。マイスペ