あのへんの音
なななんと!こんなアルバム出てたの!!何かCD出てるかな~と、最近いろいろ検索していたらこれにたどり着きました。ちょっと出遅れ感ありますが。Paul Heaton兄(ひさしぶり!)と、こちらがまさかのJaqqui Abbott!ってジャクリーンですよね。なんでまたこの二人が…という疑問はさておき、嬉しい一枚「What Have We Become」。5月にリリースされていて、その週の全英チャートでは3位を獲得。すごい!ノリノリのカントリーポップスな「D.I.Y」がやっぱりいちばん耳に残ります。でも、早口すぎて一緒には歌えないかもしれません。せいぜい「D」「I」「Y」の掛け声をかけるくらいでしょうか。全体に漂う、大人だけど茶目っ気のあるポップスといった雰囲気が、彼らのキャリアの長さを物語るようです。引き出しが多いんだなあ、きっと。そして、こればかりはうまく言葉にできないけれど、「あのへん」の音。HousemartinsとかBeautiful Southとか、あのへんの時代の、あのへんの音楽。それが少し落ち着きと渋味をところどころににじませているような。PaulもJaqquiもちょっとふっくらしたけれど、その分音もやわらかくなったような気がします。