さようなら、ありがとう、ピー
久しぶりの更新になります。昨年の11月20日、ピーが13歳でこの世を去りました。ピーがいない生活なんて想像できないと思っていたので、ぽっかりと穴が空いたようです。10月の下旬にお腹を壊して以来、坂を転げ落ちるかのように弱っていきました。ご飯を食べられなくなり、やがて注射器で流動食を与えるようになり、水も飲めなくなってやはり注射器で注入するようになり。立てなくなってしまい、支えながら歩いたり。どうしてもおしっこは外でしたい子なので、抱きかかえて連れて行ったり。25キロあった体重は、16キロまで減ってしまいました。前はあんなにひいひいしながら持ち上げていた子が、軽々と持ち上がるようになったと感じた瞬間、お別れが近いんだなと思いました。最期の日は、おぼつかないながらも自分の足で外を歩きました。しかし夜になると嘔吐し、けいれんを起こし始めたので、そろそろなのかなと…。夫の帰りが遅く、11時過ぎになってしまったのですが、ピーはちゃんと頑張って待っていてくれました。そして日付が変わって間もなく、1時ごろ、息を引き取りました。父が泣くのを初めて見ました。母はわんわん泣いていました。ずっと一緒だったから、私も涙が止まりませんでした。私が鬱になってから家にやって来たピー。何度その存在に助けられたことでしょう。最初は愛想もなく、とんでもない子をもらってしまったと思いましたが、時間が経つと共にこんなにかわいい子はいないと思うようになりました。犬というより弟でした。祖母と祖父が亡くなっても、ピーがいるから我が家はさびしくありませんでした。今はさびしいものです。おととしの年末にネコのマオがやって来たので、それは救いになっています。しかし、ピーのいないソファを見ると、なんとも言えないさびしさがこみ上げるのです。でも、我が家に動物の良さ、命の大切さを教えてくれたのはピーです。どうもありがとう。安らかに。