戦争、この野卑なるもの‥‥★「ブラザーフッド」(2004年 韓国)
今夜は哀しくも残酷な映画をとりあげます。あの輝ける名作「シュリ」以来、久々にメガホンをとったカン・ジェギュ監督の「ブラザーフッド」(原題:大極旗翻し)です。 【中古】洋画DVD ブラザーフッドプレミアムエディション2枚組【10P13Jul11】【画】価格:920円(税込、送料別)1950年、成立したばかりの大韓民国の首都・ソウル‥‥靴職人の青年イ・ジンテ(チャン・ドンゴン)は、秀才でソウル大学を目指す弟・ジンソク(ウォンビン)の学費を稼ぎ、またフィアンセのヨンシン(イ・ウンジュ)との結婚費用を稼ぐため、毎日靴墨まみれになって働いていた。父は既に他界し、母は小さな食堂をヨンシンと切り盛りし、一家の暮らしは決して豊かではなかったが、皆、仲良く、幸せそのものの日々を送っていた。ところが6月25日、忌まわしき朝鮮戦争が始まり、ジンテの一家は、迫りくる北朝鮮の人民軍から南へ逃げるために、大勢の難民がひしめきあうソウル駅へと向かった。そこでジンテ・ジンソク兄弟を待ち受けていたのは、韓国軍の徴兵だった‥‥戦闘シーンがとてもリアルです。否、リアルすぎて、思わず眼をそらしたくらい。咆哮をあげる砲台、機関銃、飛び散る血、脳髄‥‥それはそれはもう残酷なシーンが、ちょっとしつこすぎるくらい続きます。しかも、その残酷で陰惨、野卑な戦闘を繰り広げるのは、同胞同士ですよ。こんな哀しい、無惨なことはありません!!モイラはさっきまで、このDVDを字幕オフ(韓国語能力試験に備えるためです)で観ていました。この作品の台詞(韓国語で「テサ」)は、半分近く聞き取れました。「シッバル!(ちくしょう!)」「セッキ!(こいつ!)」といった、悪い言葉がいっぱい出てくるのが、ちょっと気になりましたが、戦争、しかも同胞との戦争という人類最悪、最低、野卑この上ないことをやっている人たちのテサなのだから、まあしょうがないでしょう。弟の早期除隊をお願いするために、上官に言われるまま、あえて危険な任務につき、戦争で手柄をとって英雄(戦争での英雄は、一般社会では殺人鬼です。モイラ注)になろうとする兄貴。だんだん残酷になってゆき、敵・人民軍のまだ15,6の少年兵まで無惨にも殺してしまう兄貴に反発する弟。カン監督は、戦争、それも同胞との争いが、いかに理不尽なことかを、この作品で強く訴えているのです。一見どころか、百見の価値はありますよ。朝鮮戦争(韓国では、「韓国戦争」と呼んでいます)というものの大筋を知るにも、良い勉強になる作品です。心臓の弱い方にはおすすめできないけど。★チャン・ドンゴン主演作品★【25%OFF】[DVD] 友へ チング価格:2,993円(税込、送料別)【送料無料】コースト・ガード/チャン・ドンゴン[DVD]【返品種別A】【smtb-k】【w2】価格:2,499円(税込、送料込)★ウォンビン主演作品★【送料無料選択可!】マイ・ブラザー コレクターズBOX [初回限定生産] / 洋画価格:10,684円(税込、送料別)【Blu-ray】【送料込】アジョシ(おじさん)[1DISC]価格:3,780円(税込、送料込)