裕次郎の名演技に注目!★「花と竜」(1962年 日活)
こんばんは、映画狂のモイラでございます。今宵は、火野葦平の大河小説が原作の「花と竜」をお届けします!【中古】DVD▼花と竜 レンタル落ち ケース無価格:1,009円(税込、送料別) (2024/4/8時点) 楽天で購入 時は明治、日露戦争の気配が近づいている頃の北九州門司港…一旗揚げようという男たちで活気に溢れる町中で、26歳の玉井金五郎(石原裕次郎)は、ブラジルに渡ろうとしていたが、賭場で大負けし、着物まではぎとられる始末だった。だが、壺振りの芸者で、腕に蝶と牡丹の刺青を入れたお京(岩崎加根子)が、金五郎の逞しい体つきに惚れ、「いつかあたしに刺青を彫らせて」と言って、着物を返した。その後、金五郎は門司港の荷揚げの仕事につくが、そこには人一倍気の強い女荷揚げ師・マン(浅丘ルリ子)も、男たちに混じって働いていた……この頃の裕次郎映画というと、無国籍風のカッコよさばかりが前面に出ている作品が多いですが、この作品の裕次郎は、賭場ですってんてんになるとか、敵対する荷揚げの組の連中に、刀でブスブスに刺されるとか、かなりカッコ悪い面も見せています。それがまたうまいんですよね。名演技というか……役者として一皮むけたというか、成長した感じです。姐御肌の芸者お京役の岩崎加根子は、びっくりするほど色気がありましたね。下手をすればヒロインの浅丘ルリ子を喰ってましたよ。ルリ子さんも、金五郎の妻となり、彼を支える気丈なマンを、上手に演じていましたが、いまひとつ色気がありませんでしたね。まあ、そういう役どころなのかもしれませんが……この火野葦平の「花と龍」は、何度も映画化されています。その一つ一つが皆、傑作なんですね。この裕次郎版「花と竜」もそうです。監督は名匠・舛田利雄。脚本は数々の名作を書いた井手雅人。観てぜーったいに損のない映画ですよ!!★いろいろな「花と龍」!★日本侠客伝 花と龍 [ 高倉健 ]価格:2,464円(税込、送料無料) (2024/4/8時点) 楽天で購入 あの頃映画 松竹DVDコレクション 花と龍 [ 渡哲也 ]価格:2,525円(税込、送料無料) (2024/4/8時点) 楽天で購入 【中古】 花と龍/中村錦之助,佐久間良子,淡路恵子,山下耕作(監督),火野葦平(原作),三木稔(音楽)価格:3,190円(税込、送料別) (2024/4/8時点) 楽天で購入 にほんブログ村にほんブログ村