カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
またまたお久しぶりになってしまいました。映画狂のモイラでございます‥‥
農婦モイラは畑仕事だの、最近ハマり始めた英語の勉強だのと忙しくて、 ついまた更新を怠っちゃったわけですが‥‥m(__)m きょうとり上げる映画は、「猿の惑星」5シリーズの3作め「新・猿の惑星」。 ロディ・マクドウォール/新・猿の惑星 西暦39××年、猿と人間の立場が逆転した地球は、 コバルト爆弾によって滅亡したが、 その直前、チンパンジーのコーネリアス&ジーラ博士は、科学者マイロ博士とともに 宇宙船で地球を脱出。そして1979年の地球・カリフォルニア湾に降り立った。 米軍は宇宙船から降りてきたのが猿と知って仰天。 そして、その猿たちが言葉を操り、人間ほどの知能を持つことにさらに仰天。 米国政府は当初、高度な知能を持ち、ウイットにも富んだコーネリアス夫妻を歓迎するが、 来るべき未来では、猿と人間の立場が逆転し、人間が下等動物扱いされ、 そのうえ、核兵器によって地球が滅ぼされることを、彼らに示唆されると、 恐怖におののくのだった‥‥ 宇宙の歴史に比べたら、人間の歴史なんてほんの短いもの。 かつては地上を闊歩していたマンモスも恐竜も、滅びてしまったんですから、 やれ「人間の英知だ。科学の力だ」なんてエラソーなこと言ってる人間だって いつかは必ず滅びるんです。これ、自然の摂理。 それなのに人間は、いつまでも自分たちが地上で(もしかしたら宇宙の中でも)一番偉くて、犯しがたい存在だなんて思い込み、 人間以外の生物が地上を君臨することを許さない。 そのくせ人間同士は、年中つまらないことで戦争をして殺しあう。 まったくもって思い上がった存在です。 「人間よ、思い上がるな!」というのが、この映画のテーマでしょう。 コーネリアスとジーラの夫婦愛、わけてもお腹の中に宿った命をなんとしてでも守ろうとするジーラの態度には、胸がじーんときました。 彼らを手助けするサーカス団長さん、かっこよかったですね。 「スター・ウオーズ」のような肩肘はらずに鑑賞できる活劇SFもいいけど、 「人間とは何か?」「宇宙の摂理とは何か?」を、じっくり考えさせられるこのシリーズも、いいですよ! 佐原健二/地球防衛軍 【中古DVD】未知との遭遇【ファイナル・カット版】/SF 遊星からの物体X(HD) ◆20%OFF! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 27, 2008 10:34:35 AM
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