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May 13, 2008
カテゴリ：独断と偏見に満ちた映画評
日本映画界の大スター・高倉健が、雪の北海道を舞台に、
孤独で寡黙な刑事を演じた話題作 「駅 STATION」‥‥  駅 STATION[東宝DVD名作セレクション]/高倉健[DVD]【返品種別A】 刑事であり、射撃の名手でオリンピックにも出場する健さんは、 さまざまな凶悪事件を担当し、ある時は真っ白な雪原の果ての終着駅、 ある時はたてこもり事件の起こった都会のビルで、犯人を追い詰めます。 そしてある時、陸の孤島・雄冬の町で、女一人（倍賞千恵子）が細々とやっている ちっぽけな飲み屋にふらりと入り‥‥ なんだかやたら雪景色と、いかにも北海道らしい古びた駅舎にこだわった 高倉健の動く写真集みたいな印象も否めませんでしたが、 （でもほんっとこの健さんって、北海道が嫌味なく似合います！） 敬礼の演技が見事だったいしだあゆみ、まんま逃亡犯の根津甚八（ともに一瞬だけの登場）、ベテラン刑事役の大滝秀治、当時大人気だった烏丸せつ子、すっかり役者に転身した宇崎竜童などが、 それぞれ個性あふれる演技を披露していました。 倍賞千恵子との束の間の逢瀬も、いい雰囲気でしたね。 情事のあと、健さんが倍賞さんのあえぎ声を評して、 「樺太まで聞こえるかと思ったぜ」と、ボソリとつぶやくシーンには、場内爆笑でした。 でも、健さんってほんとにどこまでも孤独な男なんですね‥‥ なんか観てて切なかったです。 この映画のロードショー公開時、モイラはほんの小娘でしたが、 「大人の男と女の世界」というものを垣間見た重いでした。 そして、この映画を観て、今まで嫌いだった八代亜紀が、少し好きになりました。 「舟歌」が実に効果的に使われていましたね。  邦画界のスター高倉健 ポスター  幸福の黄色いハンカチ デジタルリマスター2010 [ 高倉健 ]  遥かなる山の呼び声 [ 高倉健 ]  【新品】【DVD】冬の華 高倉健 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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