カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
きょうの映画はかなり古いものだけど、
今観ても十分楽しめる名作シリーズです。 名画DVD 類猿人ターザン VCDD-66(監督:W・S・ヴァンダイク/出演:ジョニー・ワイズミューラー) あまりにも有名で、サイレント時代から何度も映画化されたアメリカの冒険小説の大ヒーロー・ターザン! イギリス貴族の血を引きながら、アフリカの大地で生まれ、 類人猿に育てられたこの野生のヒーローは、 超人的な体力と運動神経を持ち合わせているだけでなく、 文明社会に触れてからは、英語、仏語、アラビア語、ラテン語等を取得したという かなり高度な知能も持ち合わせております。 これだけならただの優等生で、全然面白くもなんともないけど、 金銭欲、名誉欲をはじめとした悪徳に満ち満ちた人間文明社会を忌み嫌いつつも、 文明社会出身の愛妻ジェーンの手前なのか、それに完全に背を向けられない 非常に人間的な弱さも持ち合わせています。 今までいろんな役者がターザンを演じてきましたが、 モイラが最も印象に残っているのは、めっちゃ古いけど、 やっぱ、ジョニー・ワイズミュラーです。 映画通の方はとうにご存知でしょうが、ワイズミュラーは元々役者ではなく、 オリンピックの水泳選手でした。 それもハンパな選手ではなく、'24年のパリ、'28年のアムステルダム五輪で、 あわせて5つの金メダルを獲得しているのですから、すごい! ‥‥で、五輪で大活躍のあとは、ターザン役者として大活躍。 「ターザンシリーズ」は米国内ではもちろん、日本でも大ヒット。 モイラの父も子ども時代、当時居住していた中国・長春の映画館でターザンを観て、 ワイズミュラーの卓越した運動神経と、「アーアアアーーー!!」の雄叫びに、魅せられたそうです。 モイラが初めてワイズミュラー・ターザンを観たのは、 小学校5年か6年の夏休み。 残念ながらスクリーンではなく、NHKテレビでです。しかも吹替え版。 夏休み映画特集とやらで、「モイラ、今からすっごく面白い映画をやるぞ!」と、 父がチャンネルを合わせてくれて、母も交えて親子三人で鑑賞したのです。 ターザンのぎこちない台詞まわし(「ターザン、怒った」「ターザン、それ、きらいだ」みたいな)や、 アクション以外ではさほど上手とも言えない(しょうがないよね。プロの役者じゃないんだから)演技が、却って野生的で素敵でした。 ジェーン役の女優もまあまあきれいだったし‥‥ でも一番の名優は、いたずら者のチンパンジーのチータでしたね。 探検家(?)が落とした双眼鏡で、遠くの檻の中のライオンを見て、初めは面白そうにキャッキャキャッキャ笑ってるけど、 そのライオンがいきなりガオ~!と咆哮するや、 びっくりして椅子から転げ落ちて気を失うチータの姿には、爆笑しました。 そして、チンパンジーにあそこまでの演技力をつけさせた監督の手腕に、脱帽しました。 しかし‥‥そのワイズミュラー・ターザンを一番楽しんでいたのは、モイラではなく父でした。 場面が切り替わるたびに、まあうるさかったこと、うるさかったこと。 「あ、ここだここだ!ここでターザンが動物たちを呼ぶんだ!」 「あ、そうそう想い出した!このギャングのボスやってる役者は○○って名前だったな!」 「あ、もうすぐターザンがロープ投げるぞ‥‥ほら投げたあ!」 満面の笑みを浮かべてそう語る父親の顔は‥‥完全に少年に戻っていましたね。 【ポイント10倍】送料無料!!ジョニー・ワイズミュラー ターザン・フィルムズ コレクターズ・ボックスジョニー・ワイズミュラー 〓新品DVD〓 30%OFF 02P13jul10グレイストーク 類人猿の王者 ターザンの伝説 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 13, 2010 10:00:35 PM
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