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Jul 7, 2011

チェ・ミンシクの怪演に脱帽！★「オールド・ボーイ」（'03年　韓国）

カテゴリ：独断と偏見に満ちた映画評

今夜も昨夜にひき続き、韓国の鬼才パク・チャヌク監督作品を上映いたします。
2004年11月に日本でも公開され、その年のカンヌ映画祭審査員特別グランプリを受賞した、この作品です！

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平凡な会社員デス（チェ・ミンシク）は、幼い娘のバースデイ・プレゼントを買って帰る途中、
何者かに拉致され、陽も射さぬマンションの一室に、監禁されるはめになった。
しかしデスはチョッカラク（韓国の金属製の箸）で、長年にわたって煉瓦と煉瓦の合わせ目を削り取り、
拉致から実に14年を経て、監禁場所から脱出することができた。
デスは自分を監禁した相手をつきとめ、復讐を誓うが‥‥

モイラはこの作品、３回観ているんですよね♪
最初は新大久保のコリアタウンのレンタルビデオ屋さんから借りたVHSで（もちろん字幕なし）。
二度目は、2004年11月に日本で公開された時、有楽町のスバル座で（もちろん字幕あり）。
三度目は本日、楽天レンタルから借りたDVDで、やはり字幕オフで観ました。

演出とカメラワークが、やや奇をてらいすぎているけど、かなり見応えがあります。
何より主役チェ・ミンシクの名演、というか怪演には、もう脱帽です！
さすがは韓国きっての名優です。
彼を監禁する男役のユ・ジテも、実に薄気味の悪い、ニヤリと笑っただけで観客の背筋に寒気を走らせる雰囲気を、よく出していました。
チェ・ミンシクがユ・ジテの手下をボコった挙句に、椅子に縛りつけて、
口をこじ開け、釘抜きで歯をバキバキ抜くといった、
思わずウゲッとなるシーンも多々ありましたが、
それがまたこの映画の持ち味なのですよ。

チェ・ミンシクが、フェジプ(刺身屋)で知り合い、復讐の手伝いをする美少女ミド（カン・ヘジョン）と、ベッドで愛し合うシーンは、
かなりエロかったけど、少しも下品さを感じさせませんでした。
二人がほぼ同時にイク時の表情が、なんとも美しかったですね。

さてさて、壮絶な復讐劇の果てに待っているものは‥‥
もうこれ以上は書きません。

あ、ひとつだけ書かせて。
モイラ、この映画の台詞、やっぱり３割程度しか聞き取れませんでした。
うーむ、修行が足りないなあ‥‥

★チェ・ミンシク＆ユ・ジテ★