カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
お久しぶりです。映画狂のモイラでございます。
今夜の作品は、(おそらく)世界で最長老の映画監督・新藤兼人脚本、 鈴木清順監督の青春映画・「けんかえれじい」です。 けんかえれじい(DVD) ◆20%OFF! 時は昭和十年頃。旧制岡山第二中学に通う南部麒六(高橋英樹)は、 自動車修理屋のスッポン(川津祐介)に喧嘩の極意を仕込まれ、 学内では「硬派」として、番長からも一目置かれる存在だった。 硬派は女とは口をきいてはならない決まりがあった。 しかし麒六は、下宿先の家の娘・道子(浅野順子)に心を寄せ、 寝ても覚めても道子のことを思っていたのだった‥‥ モイラの今は亡き映画人だった父も、かつては旧制中学生でしたが、 あまり勉強熱心とは言えず、校則を破ってばかりいたそうです。 さすがに麒六のように喧嘩三昧とまではいかなかったようですが、 制服を改造するとか、先生に隠れて煙草を吸うなど、当たり前だったそうで‥‥ 閑話休題。 この作品、鈴木清順監督ならではの、独特の演出が効きに効いてます。 清順監督作品というと、「殺しの烙印」や「ツィゴイネルワイゼン」といった わけわからん系を思い浮かべる映画ファンの方が多いですが、 こちらはかなり、わけのわかる作品です。 喧嘩のシーンはそれはもうリアルで、かつユーモラス。 川津祐介がローラースケートで学校の廊下を走り逃げるシーンには、抱腹絶倒でした。 しかし、もっと抱腹絶倒だったのは、 ありあまる道子への愛欲(とどのつまりは性欲ね)を、喧嘩のみならず、 いきり立ったムスコで彼女の愛用のピアノを弾くシーンでした。 この映画を初めて観た大学生の時、モイラは正直、 「男ってやつは‥‥ったく」と、笑ったものです。 浅野順子、本当にきれいな大きい眼をしていましたね。 喫茶店のウエイトレス役の松尾嘉代も、かつて色んな男を渡り歩いた経験のありそうな、 なんとも言えぬ色気を漂わせていました。 ところで、これ映画とは全然違う話ですが、 モイラが経営する安納芋株式会社では、只今、 減農薬で作った紫芋を、限定販売中です! 詳しくはこちらをクリックして下さい♪ 【送料無料】鈴木清順監督 自選DVD-BOX 壱 日活から大目玉をくらった作品 鈴木清順監督 自選DVD-BOX 弐 惚れた女優と気心知れた大正生まれたち 高音質、高画質で定評のあるCriterion(クライテリオン)盤!SALE OFF!新品北米版DVD!鈴木清順「東京流れ者(1966) 」Criterion盤! 高音質、高画質で定評のあるCriterion(クライテリオン)盤!SALE OFF!新品北米版DVD!鈴木清順「野獣の青春(1963) 」Criterion盤! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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