カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
こんばんは、映画狂のモイラでございます。
今夜お届けする名画は、韓流ファンなら誰でも知っている クァク・ジェヨン監督&脚本作品 その名も…「猟奇的な彼女」(ヨプキジョギン・クニョ)であります! 兵役を終えて間もない草食系の男子大学生キョヌ(チャ・テヒョン)はある晩、 地下鉄の駅ホームで、ベロンベロンに酔った娘(チョン・ジヒョンを見かけた。 彼女は千鳥足でキョヌとともに地下鉄に乗り、 「こら!年寄りに席を譲れ!」と大声でわめき、キョヌをびっくりさせるのだが、 彼女の「猟奇性」(変な言葉だけど…)は、その程度のものではなかった…… モイラはこの作品、日本の劇場で字幕入りで(当たり前か)観たのですが (10回以上韓国に行ったことがあるモイラは、現地でも韓国映画を見まくるのです) 冒頭、酔った彼女が地下鉄内で、前の座席に座った韓服のご老人の頭に、 ゲーゲーとゲロを吐きかけるシーンを観た時、 「うげっ、汚い…こりゃ、観る映画間違えたわ…」と、一瞬後悔しました。 でも、観続けているうちに、チョン・ジヒョン演じる彼女の猟奇性にぐんぐん惹かれていき、 観終わった時は、「ああ~、久々にすごく面白い映画を観たなあ…」と、つくづく思いました。 この映画、シナリオの伏線の張り方がハンパじゃなく秀逸なんですね。 ネタバレしちゃうとまずいから、具体的には書けませんが、 オチが実にすばらしい! クァク・ジェヨン監督は、シナリオの天才なんじゃないかと思います。 キャスティングもすばらしい! 猟奇的な彼女役のチョン・ジヒョン、演技めっちゃうまかったですね。 彼女の「ヤー!(日本語訳は『おい』とか、『こら』とかです)」で始まる罵声、 聞いてて惚れ惚れしました。 キョヌの母親役のソン・オクスク(「冬ソナ」にも出てましたね)も しっとりとしたいい味を出していました。 キョヌ役のチャ・テヒョンは、草食系男子を演じたら、右に出る者はいませんね。 ああ、機会があったら、この映画のシナリオを、ぜひ原語で読んでみたいなあ… 韓国の映画雑誌にでも、シナリオが掲載されてないかなあ…? この名作は、日本、中国、アメリカ、インドでも ドラマ、映画としてリメイクされてます。 そして韓国国内でも、時代劇ドラマとして、やはりリメイクされております。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 3, 2023 08:35:42 AM
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