カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
こんにちは、映画狂のモイラでございます。
今日は、香港が生んだアジアの、否、世界の大アクション・スター その名もブルース・リー(李小龍)が 製作、監督、脚本、音楽を自ら手掛けた「ドラゴンへの道」(原題:猛龍過江)をお届けします! 【中古】DVD▼ドラゴンへの道 ブルース・リー 猛龍過江 デジタル・リマスター版▽レンタル落ち ローマのチャイナタウンで中華料理店「上海」を営む香港人の娘・チェン(ノラ・ミャオ)は 店を乗っ取ろうとするマフィアから、毎日執拗な嫌がらせを受け、 店には客も来なくなり、従業員達も頭を抱えていた。 たまりかねたチェンは、香港から弁護士を呼ぼうとするが、 弁護士は急病で来られなくなり、 代わりにローマに来たのは、弁護士の従兄タン・ロン(ブルース・リー)だった。 ロンはいかにも、中国の片田舎から来たおのぼりさんといった風体で、英語も話せず、 チェンは落胆し、「上海」の従業員もまたロンを小馬鹿にした。 しかしある時、マフィアのチンピラどもがまた店に嫌がらせに来ると、 ロンはヌンチャクを使ったカンフーで、彼らをあっという間にやっつけてしまうのだった…… 小柄なアジア人のリーが、2本のヌンチャクを鮮やかに使いこなして あの「アチャー!!」という怪鳥音を上げながら、 自分より大柄の西洋人達を、バッタバッタと倒していく姿…… 実に惚れ惚れしますねえ…… 封切当時、香港は無論のこと、日本や韓国の少年達が、 リーに憧れたの、よくわかります。 ちなみに、韓国では「ブルース・リー」と言っても通じません。 漢字名を韓国語読みした「イ・ソヨン」と言うのです。 リーがローマの有名な観光地・コロッセオに呼ばれて チャック・ノリスとタイマンを張るシーンも見ものです。 「上海」の従業員で、日本空手をたしなむジミー役のユニコーン・チャン、 トニー役のトニー・リュウ(ブルース・リー映画の常連さん)も、 地味ながら良い演技をしていました。 マフィアにおもねるオカマ(ピンクの背広にネクタイ姿!)ホー役のウェイ・ピンアオも 演技派ぶりを十二分に発揮しておりました。 ノラ・ミャオの可愛さは、今さらモイラごときが語るまでもありません。 (彼女、ほんとに可愛いですよね。清楚というか……) しかし、不満がないわけではありません。 この映画、せっかくローマでオールロケやってるんだったら もっと異国情緒を織りこめて、美しくローマを撮ってほしかったです。 それと、全体的にカメラワークがやや稚拙! アクション・シーンに、迫力が今ひとつ欠けているんです。 そのあたりはやはり、プロの監督ではないリーがメガホンをとったからでしょうかね…… それから、マフィアがチャック・ノリスと共に呼び寄せる日本人の空手の使い手…… どう見ても日本人になりきってないんですよね。 どうせなら、倉田保昭(モイラの大学の大先輩です)でも起用しろよと、つっこみたくなりました。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 22, 2020 07:29:42 PM
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