カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
こんにちは、映画狂のモイラでございます。
今日は、1979年1月に大阪で実際に起こった、三菱銀行人質事件の犯人 梅川昭美をモデルにした名作をお届けします。 その名も…「TATOO<刺青>あり」‼ 十代で人を殺し、少年院送りとなった竹田明夫(宇崎竜童)は、 二十歳になって保護観察が解けた時に、 「三十歳になるまでに、何かドデカイことをやったる!」と決意し、 胸にタトゥーを入れた。 明夫は大阪ミナミのキャバレーに勤め、自ら「ミナミのアル・カポネ」と称し、 ホステスの三千代(関根恵子)と出会い、同棲生活に入るが…… 本作品は、当時ピンク映画の大御所監督だった高橋伴明が 初めて撮った一般映画です。 宇崎竜童、本業は歌手なのに、チンピラのマザコン男を リアリティたっぷりに演じていましたね。 恋人役の関根恵子も、いい演技をしていました。 彼女、この作品で高橋監督と出会って恋に落ち、 高橋恵子になるんですよね♪ 低予算映画なのに、脇を良い役者陣で固めているのも、見ものです。 刺青師に泉谷しげる 明夫が足しげく通う本屋の主人に原田芳雄 ツケを払えと明夫に凄まれる電気屋の主人に植木等 そして、明夫が世界でいちばん好きだという母親役に、演技派の渡辺美佐子! どうです? この脇役陣を見ただけでも、この作品を観たくなりませんか? 山口組の組長を狙撃した鳴海清がモデルの男が 三千代ののちの情人となっているのも、面白かったですね。 モイラ、高橋伴明監督作品の中では、これがいちばん好きです! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 8, 2021 08:14:33 PM
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