カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
こんばんは、映画狂のモイラでございます……
今宵は、巨匠・田坂具隆(たさか ともたか)監督の珠玉の名作 「乳母車」を紹介したいと思います。 【送料無料】【中古】DVD▼乳母車▽レンタル落ち 鎌倉に住むお嬢様女子大生のゆみ子(芦川いづみ)は、 ある日、友人から、「君のお父さんには愛人がいるんだよ」と聞かされて驚いた。 さらに驚いたことには、ゆみ子の母も父(宇野重吉)の愛人とも子(新珠三千代)の存在を知っていた。 怒りに震えるゆみ子は、とも子の住む九品仏の妾宅に押しかけるが、 出迎えたのは、とも子の弟で苦学生の宗雄(石原裕次郎)だった…… 石坂洋二郎の同名小説が原作で それを沢村勉が見事に脚色しておりました。 主人公ゆみ子役の芦川いづみが、とにかく光っていましたね。 それはもう、頭のてっぺんから足の先まで、鎌倉の豪邸に住むお嬢様そのものでした。 かたや愛人の弟役の裕次郎は、ブルジョアに反感を抱いていて、 姉が金持ちの二号になったことを知ると、ゆみ子お嬢様に対して 「あなたのお父さんを、木刀で叩きのめしてやろうと思いましたよ」などと言うのです。 何しろ父と愛人の間には、まり子という赤ん坊まで出来ていたのですから…… 実業界では立派でも、男女関係となると優柔不断でからっきしダメな父親役の宇野重吉も、 実にいい演技をしていました。 実はモイラの映画人だった父も、モイラが16歳の時に愛人を作り、 愛人と母の間を行ったり来たりしていたのです。 モイラ、見ていてほんとに腹が立ったし、「情けねー男だな」と、つくづく思ったものです。 閑話休題。 その後、ゆみ子お嬢様と愛人の弟・宗雄の間には、奇妙な友情が生まれるのです。 そして、愛人の子まり子を、大手デパート主催の赤ちゃんコンクールに出場させるのですが…… もうこれ以上は書きません。 あとは名画座か、ホームシアターで、本編をご覧になってください。 では、おやすみなさい…… 五番町夕霧楼 [ 佐久間良子 ] 湖の琴 [ 佐久間良子 ] 【中古】DVD▼陽のあたる坂道▽レンタル落ち にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 8, 2020 10:42:49 PM
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