カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
こんにちは、映画狂のモイラでございます。
今日はフランスの名匠リュック・ベッソン監督の大ヒット作「レオン」をお届けいたします。 ニューヨークのイタリア人街の安アパートに一人住むレオン(ジャン・レノ)は、 マフィアから依頼を受けたら、女と子ども以外は確実に殺す殺し屋。 彼の唯一の友は、鉢植えの観葉植物で、唯一の気晴らしは古い映画を観ることだった。 ある日、レオンはアパートの隣の部屋に住む12歳の少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)の頬に、 DVを受けた痕を見つけた。 マチルダの父は麻薬の運び屋で、年中彼女に暴力をふるうクズのような男で、 マチルダの継母はDVを完全無視。 姉もマチルダを始終殴り、彼女が唯一心を開けるのは、4歳の弟マイケルだけだった。 そんな折、マチルダの父は麻薬をくすねたことで、麻薬組織の一味から銃で殺され、 現場のアパートに居合わせた継母、姉、4歳のマイケルまでも、巻き添えに射殺され、 外に買い物に行っていたマチルダだけが、難を逃れた。 アパートの部屋のドア近くで、父親が惨殺死体を見たマチルダは、 家族全員が殺されたことを察知し、とっさに隣のレオンの部屋に入れてもらった。 そして、レオンが殺し屋であることを知ると、 最愛の弟を殺された恨みを晴らすため、殺人の方法を教えてほしいと、彼に懇願するのだった…… 孤独な殺し屋の男と孤独な少女が、安ホテルで同居するうちに、 互いに心を通わせ、純愛のような感情が芽生えてゆくのが、興味深かったですね。 レオン役のジャン・レノも良かったけど、 レオンを慕う健気な少女マチルダ役のナタリー・ポートマンの演技は、もう最高でした。 機能不全の家庭に育ち、グレかかっている少女を、それは熱演しておりました。 リュック・ベッソン監督も、よく彼女のような名子役を見つけてきたものです。 この映画での彼女のファッションも、なかなか不良がかっていてユニークでした。 麻薬組織のボス役のゲイリー・オールドマンも、 エキセントリックで冷酷な役を、完璧に演じていましたね。 ラストに流れる歌も、心に染み入りました。 何度観てもじーんと来て、泣ける映画です。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 29, 2020 05:05:43 PM
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