カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
こんばんは、映画狂のモイラでございます。
今宵お届けするのは、今の50代60代男性のトップ・アイドルだった 山口百恵主演の「泥だらけの純情」です。 山口百恵/主演 映画大全集 全14巻セット伊豆の踊子/潮騒、絶唱/エデンの海/風立ちぬ/春琴抄/泥だらけの純情/霧の旗/野菊の墓/ふりむけば/、炎の舞/ホワイト・ラブ/天使を誘惑/古都※背表紙に日焼け有※【中古DVD/レンタル落ち/送料無料】 女子大生の樺島真美(山口百恵)は、広尾の豪邸に住む外交官の令嬢。 ある日、真美は学友たちとドライブの最中、チンピラどもに因縁をつ けられ 車ごと拉致されそうになったが、 そんな危機を救ったのが、これまたチンピラの高倉次郎(三浦友和)だった。 次郎はチンピラどもとの格闘の果てに、腹をナイフで刺され、 また正当防衛的に、チンピラの一人を刺殺してしまったのだった…… 藤原審爾の同名小説の二度目の映画化作品で、 前作(1963年 吉永小百合主演)は原作に忠実で、ヒロイン真美は純情可憐な女子高生でしたが、 百恵真美は女子大生で、両親は外国暮らしをしていて、豪邸で乳母(加藤治子)と2人暮らし(使用人は複数います)。 友だちはいるけど、彼女たちは真美自身よりも、真美の背景(豪邸、莫大な財産、社会的地位の極めて高い親や親族)に惹かれていて、 一種の孤独感を抱いていた真美…… そんな時に、父親はアル中、母親は淫売と、社会の最底辺で育った次郎と出会い、 粗暴な言葉使いや態度をあらわにするけど、根はとても純粋な次郎に ぐいぐい惹かれていってしまうのです…… 青春映画を書いたら天下一品の石森史郎氏(モイラの亡父のお友だちです)のシナリオが 実に良く出来ていました。 富本壮吉監督の演出も、さえわたっていましたね。 あの凄惨なラストシーンは、見ものです(未見の方々のために詳細は書きません)。 百恵・友和コンビの脇を支えるバイプレーヤーたちが、またいいんですよ。 いかにも「ドヤ街の赤ひげ」みたいな医者役の有島一郎。 次郎を更生させようとする老刑事役の大坂志郎。 「ヤクザな世界から足を洗え」と次郎に説教するヤクザの兄貴分役の石橋蓮司。 出番は少なかったけど、真美に帽子のデザインを教えているデザイナー役の緑魔子。 魔子さんはその名の通り、「美魔女」でしたね。 (正直言うと、モイラも美魔女にあこがれています……) 観てぜーったい損のない一作ですよ! 【中古】 伝説から神話へ〜Budokan…At last[3CD] /山口百恵 【中古】afb 【CD】GOLDEN☆BEST 山口百恵 日本の四季を歌う山口百恵 [MHCL-30456] 【レトロ 中古品】百恵 篠山紀信 (山口百恵写真集) にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 29, 2020 01:52:14 AM
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