カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
こんばんは、映画狂のモイラでございます。
昨日、英国を代表する名優ショーン・コネリー氏が90歳(!)で亡くなりましたね。 今宵はコネリー氏を偲んで、彼の当たり役だった007シリーズの一作 日本を舞台にした「007は二度死ぬ」です! 時は米ソ冷戦下…… アメリカの宇宙船ジュピター16号が、謎の飛行物体に捉えられる事件が起こり、 英国の情報機関M16は、その謎の飛行物体が日本周辺から飛んでいるらしいことを知った。 事の真偽を確かめるため、M16のスパイのジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)が、 日本に飛び立つことになったが…… 映画の舞台のおよそ8割が日本で、 ナンシー・シナトラが歌う主題歌"You Only Live Twice"が流れるオープニングからして 着物美人のシルエットが登場し、ジャポニズム満点です。 東京は蔵前の国技館や銀座四丁目交差点、ホテルニューオータニ、 他にも、姫路城や鹿児島県坊津の漁村、霧島山でもロケを敢行していているので、 日本人のモイラはなんだかうれしくなっちゃいましたね。 丹波哲郎が日本の公安のトップ(役名がなんとタイガー田中!)を演じているのも、見ものです。 そして、ボンド・ガールは、東宝の若林映子と浜美枝! このお二方は3か月間、ロンドンで英語の指導を受けたんですが、 浜美枝さんのほうは英語が上達できず、 代々ボンド・ガールの声を担当していたニッキ・ヴァン・デア・ジルという声優の吹き替えになったそうです。 丹波氏の英語は見事でしたね。さすが、かつてGHQで通訳のアルバイトをやっていただけのことがあります。 松岡きっこが海女のチョイ役で出ているのも、見どころです。 原作はイアン・フレミング。監督はルイス・ギルバート。 そしてシナリオは、"Charlie and the Chocolate Factory"のロアルド・ダールです! ジャポニズムに浸りたい方には、ぜひおすすめの一作ですよ! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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