カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
こんばんは、映画狂のモイラでございます。
今宵お届けするのは、 ベストセラーとなった「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の映画化作品 その名もズバリ「ビリギャル」です! 【中古】映画 ビリギャル スタンダード・ED 【ブルーレイ】/有村架純ブルーレイ/邦画青春 名古屋の女子高に通う工藤さやか(有村架純)は、中学入試以来、全く勉強せず、 ついには偏差値30で学年でビリの成績になった。 見かねた母のあかり(吉田羊)は、さやかに塾へ通うように言った。 塾の講師坪田(伊藤淳史)は、金髪にミニスカートにピアスのギャル全開のさやかに戸惑い、 織田信長の名も知らず、東西南北も分からず、日本地図も書けず、慶應義塾大学を作ったのが福沢諭吉だということも知らず、 学力が小学校4年生レベルで止まっている彼女の無知ぶりにも大いに驚くが、 彼女の素直で出された課題はきちんとこなす(もちろん0点だが)性格に気づき、 思い切って私学の雄である慶應義塾大学を受けないかと持ちかけた。 さやかもその気になり、慶應大学を目指すようになるが…… 何せ彼女の偏差値は30で、慶應に受かるには偏差値70が必要なのだ。 かくして坪田との二人三脚の受験勉強が始まったが、果たしてさやかは慶應大学に合格できるのだろうか……?? 驚きました…… モイラも小学校~高校と、決して成績の良いほうではありませんでしたが、 子どもの頃から映画や読書に親しんできたおかげで、 学力はともかく、知識はクラス一の秀才、否、下手な教師にも劣りませんでしたよ。 だけど、名古屋に住んでいながら織田信長の名も知らなかったなんて、 一体親はどういう教育をしてきたんでしょうね? それでも、「慶應に合格してみせる!」という目標が出来て、 毎日、睡眠時間を惜しんでも勉強に励むさやかの姿には、心打たれましたね。 それと、さやかの担任(安田顕)が坪田と喫茶店で話し合う時に、 坪田が言った言葉が忘れられません。 「ダメな子なんていません。ダメな指導者はいますけど」 全くもってその通りだと思いましたね。 世の中、昔からだけど外見や成績で子どもを判断し、「ダメ」のレッテルを貼る教師のなんて多いこと! このモイラも、小学校時代は殆ど勉強せず、映画やテレビドラマ、読書にばかり熱心で、成績がふるわなかったので、 担任からしょっちゅう「ダメな奴」と言われてました。 でも、こんなモイラでも認めてくれる大人(亡父と一部の先生がた)がいたから、 非行に走らずに済みました。 この映画のさやかの母あかりも、さやかの素直さや友だちを大切にするところは大いに認めていて、 「自分は親に否定されながら育ったので、自分自身を狭めて生きてきた。でも子どもたちにはそんな生き方をしてほしくない」と、 何度、さやかのことで学校から呼び出しを喰らっても、娘の可能性を信じるのです。 こういう母親のもとで育つ子は幸せですよね。 家族の絆についてもいろいろ考えさせてくれる作品でした。 監督は土井裕泰、脚本は橋本裕志。 観て絶対に損のない映画ですよ!! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 11, 2020 07:03:53 PM
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