カテゴリ:嗚呼なつかしのテレビ番組♪
こんばんは、映画狂のモイラでございます。
今日ネットニュースで、漫画家の富永一朗先生が亡くなったのを知り、 ショックを受けています。 享年96……老衰だそうです。 モイラが富永一朗先生のことを知ったのは、 初めは名古屋の中京テレビのみでしたが のちに日本テレビで、1976年から1994年まで放映していた 「お笑いマンガ道場」がきっかけです。 この番組は富永先生をはじめ、故鈴木義司先生、といったプロの漫画家だけでなく、 お笑いの車だん吉、元ゴールデンハーフのエバ、 後には女優の故川島なお美などがレギュラー回答者を務めてましたね。 毎回ゲスト回答者が招かれましたが、ゲストもマンガの素人ばかり。 で、回答者達は、「ダジャレマンガ」「恐怖のしりとりマンガ」といった題目に対して、 いろいろなマンガを描いて、回答するわけです。 モイラは、マンガのプロではない車だん吉や川島なお美が マンガを上手に描くのに、びっくりしたものです。 エバはあんまり絵が上手じゃなかったけど、あの独特のしゃべり方が お茶の間を沸かしていたのだと思います。 (エバさん、今は路線バスの運転手をしているそうですね) 中でもめっちゃ面白かったのが、富永先生と鈴木先生のマンガバトル! お二方ともお互いを、それぞれ持ち前の画風のマンガでこきおろすのですから、 いやあ~、笑いに笑いましたよ。 たとえば富永先生が鈴木先生のことを、土管に住んでいる痩せたホームレスみたいに描いたら、 今度は鈴木先生が富永先生のことを、肥満体に眼鏡の特徴を思いっきり誇張して 「お化けナマコ」「眼鏡ブタ」などと描いていたものです。 お互い、プロの漫画家同士の意地があったのでしょう。 それはそれは、面白くて迫力のあるマンガバトルでした。 富永一朗先生は、大分の元小学校教員という異色の経歴の持ち主で、 漫画家になる夢捨てがたく、教師をやめて上京し、 赤本と呼ばれていた子ども向け漫画や、貸本屋の漫画を描くようになったそうです。 そして「週刊大衆」で連載漫画『ゴンさん』を描くようになり、 35歳の時に描き始めた『チン〇ロ姐ちゃん』が代表作となりましたが、 女性の裸(と言っても胸だけ)などの下ネタを堂々と扱う作風が、一部で批判されたそうな…… だけど富永先生の画風は、本当に独特でしたよね。 「誰にも真似ができない自分独特の画風がある」というのは、 漫画家にとって最大の強みですよ。 モイラ、漫画には詳しくないけど、「自分独特の作風」がある創作者は、 漫画界ではもちろんのこと、文学界でも映画界でも演劇界でも 間違いなく成功をおさめるでしょうね。 では、富永先生、どうぞ安らかにお眠りください…… 【中古】 昔々亭安曇野紀行 富永一朗おおまち漫画廊の宿 旅行作家文庫7/荒井富雄(著者) 【中古】afb 【中古】現代漫画〈第2期 3〉富永一朗集 (1971年) 【中古】 最新ゴルフ・ルールブック 漫画版・こんなときはどうする? / 富永 一朗 / 池田書店 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 23, 2021 12:57:39 AM
コメント(0) | コメントを書く
[嗚呼なつかしのテレビ番組♪] カテゴリの最新記事
|
|