カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
こんばんは、映画狂のモイラでございます。
今宵も昨夜に引き続き、サスペンスの帝王 アルフレッド・ヒッチコック監督作品をお届けします。 ジェームズ・スチュアート主演の「裏窓」でございます! カメラマンのジェフ(ジェームズ・スチュアート)は、仕事中に左足を骨折し、 ギプスに車椅子で、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジの自室のアパートに閉じこもっていた。 そんなジェフの唯一の愉しみは、部屋の窓から見えるアパートの住人達の様子を 双眼鏡やカメラの望遠レンズで眺めることだった。 住人には、夜ごと一人で酒を飲んでは泣くミス・ロンリーハート、 いつもピアノに向かっている若い作曲家、 ハネムーンから帰ったばかりのアツアツの新婚夫婦、 ビキニのようなレオタードで、踊りの練習をしている若い女のダンサーなどがいた。 ところがある夜、ジェフは向かいの部屋から女の悲鳴を聞き、 その後、部屋の主人のセールスマンがそぼ降る雨の中、 3度もスーツケースを手にしてどこかに行くのを見た。 その光景を訝しんだジェフは、セールスマンが自分の妻を殺し、 死体をバラバラにして、どこかに捨てに行ったのだと思い始めるのだが…… 高名な推理小説作家 コーネル・ウールリッチ(別名ウイリアム・アイリッシュ)の短編を原作とした シナリオよし、キャスティングよし(のちにモナコ公妃となったグレース・ケリーが主人公の恋人役です!)、演出よしの大傑作ですが、 中でも秀逸なのは、主人公ジェフのアパートの部屋から殆ど出ないカメラワークでしょう。 どこまでのジェフの視線でサスペンス・ドラマが展開していく……それが面白くてたまりません! アパートの住民達の人間模様も、時にコミカルに、時にシリアスに描かれていて、 観る側を全く飽きさせないのが、素晴らしいです。 シナリオを担当したジョン・マイケル・ヘイズは、天才と言えるでしょう。 フランツ・ワックスマンの音楽も魅力的です。 ただ、ちょっと不満なのが、共演のグレース・ケリーがあまりに美しすぎて、 それが非常に鼻につくんですよね。 彼女はこの「裏窓」で、アカデミー主演女優賞をとっているけど、 モイラに言わせれば、彼女はそれほどの演技をしたかなあ……と疑問なんです。 モイラは正直言って、グレース・ケリーってあまり好きじゃないんですよ。 顔の作りがあまりに整いすぎていて、いかにも「私は美人よ」って雰囲気がぷんぷん漂っているから。 まあモイラがこんなことを言ったところで、嫉妬やひがみとしか受け止めていただけないでしょうがね……(苦笑) この作品をご覧になってない方は、今すぐレンタル店にGO!!です。 ではまた。おやすみなさいませ…… にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 15, 2023 10:37:14 PM
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