カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
こんばんは、映画狂のモイラでございます♪
今宵とりあげるのは、いつもの旧作とは違って、ロードショー作品です。 その名も……原作・石ノ森章太郎、庵野秀明脚本・監督の 「シン・仮面ライダー」!! 本郷猛(池松壮亮)は頭脳明晰で運動神経抜群の青年だが、コミュ障で、 唯一の趣味が、愛車の大型バイク・サイクロン号を乗り回すことだった。 そんな本郷はある日、自分を拉致した謎の組織から、緑川ルリ子(浜辺美波)という女の手引きで サイクロン号を駆り、ルリ子を後ろに乗せて脱出するが、 謎の組織の連中が、2台のトレーラーで追ってきた。 急勾配の山道を疾走するサイクロン号! それに急接近するトレーラー! そんなカーチェイスの果てに、サイクロン号もトレーラーも谷底に転落。 ルリ子は無事だったが、謎の組織の上級構成員にして、人外融合型オーグメントと名乗る クモオーグと部下の戦闘員たちに捕まってしまった。 そんな折、やはり無事だった本郷がやってきて、 彼はなんと、バッタオーグというものに変身して、 人間とは思えぬ恐るべき身体能力で、組織の戦闘員たちを武器なしであっという間に皆殺しにし、 ルリ子を救出し、山深い場所にあるセーフハウスに逃げ込むのだが…… 登場するオーグメント(改造人間 以下オーグ)たちの造形が、まずみんなカッコいいんですよね。 特にモイラがぐっときたのは、別名(あ、本名か?)ヒロミのハチオーグ(西野七瀬)! 白っぽい和服をまとい、刀を武器にするところなどは、 かのタランティーノ監督作品「キル・ビル」のオーレン・イシイを彷彿とさせました。 長澤まさみが怪演していたサソリオーグも、不気味な中でも(否、不気味だからなおのこと?)なかなかセクシー! 片手が大きなサソリのハサミで、猛毒の化学兵器を得意とするのですから、すごいです。 顔の右がカメレオン、左がカマキリのカマキリ・カメレオンオーグも 超キモくてサイコパス・モード全開ですよ。 そんな数々の戦闘能力の高いオーグたち(のちに仮面ライダーと名乗る本郷も含めて)を 次々と作っていったのは、世界征服を企む悪の組織 "Sustainable Happiness Organization with Computational Knowledge Embedded Remodeling"(日本語訳:計算機知識を組み込んだ再造形による接続可能な幸福組織) 頭文字をとってSHOCKER!! シビれちゃうようなネーミングですよね!!よく考えついたものだと思います! そのSHOCKERの首領役の松尾スズキ、超怪演でしたね!! 本郷と同じバッタオーグのジャーナリスト・一文字隼人(柄本佑)が、 本郷と確執の果てに男の友情を結ぶというくだりも、 まあありがちと言えばありがちなのですが、 そこは庵野マジック。適度に浪花節を入れ、それでいて泥臭さがないところが良いです。 それぞれ仮面ライダー1号、2号となった本郷と一文字が駆るオートバイのかっこよさは、 モイラ、もう言葉にできません…… さすがは超絶特撮マニアの庵野秀明氏です! アニメでおなじみの岩崎琢音楽も、素晴らしかったですよ。 戦闘シーンで随所に、あの懐かしの「レッツゴー!!ライダーキック」が流れるのですから、 半世紀前に胸ときめかせてテレビの「仮面ライダー」を見入っていた世代の方々には、 たまらないプレゼントですよね! 嗚呼、モイラ、またこの「シン・仮面ライダー」観たい……! もはやモイラにとって、この映画は麻薬ですね…… にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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