カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
こんばんは、映画狂のモイラでございます。 今宵は、伝説のアクション・スター・ブルース・リーの未完の作品を 「燃えよドラゴン」の監督ロバート・クローズとサモ・ハン・キン・ポーが リーの死後、5年の歳月をかけて完成させたアクション巨編 「ブルース・リー 死亡遊戯」を、お届けします。 巨大国際シンジゲートの大ボス・ドクター・ランド(ディーン・ジャガー)は、 世界中で大人気のアクション・スター・ビリー・ロー(ブルース・リー)と、 彼の恋人で歌手のアン・モリス(コリーン・キャンプ)を、自分の傘下に入れようと契約を迫るが、 悪の組織と関わりたくないビリーは、それをかたくなに拒否した。 怒ったランドは、ビリーの「ドラゴンへの道」の撮影中、天井から照明を落下させて 彼を脅しにかかるが、ビリーはそれでも契約を拒んだ。 するとランドはビリーの暗殺を企て、「ドラゴン怒りの鉄拳」のラストシーンの撮影中、 彼を撃ちまくる銃をモデルガンではなく、本物にすり替え、 ビリーは実弾に撃たれてしまった。 そしてビリーの葬儀が行われるが、実は彼は一命をとりとめていて 自分は死んだことにして、ランドへの報復の機会をうかがっていたのであった……! シンジゲートの本拠地のあるマカオの高い塔で、 リーが各階で待ち構える名だたる格闘家・武闘家たちと闘うシーンは あまりにも有名です。 1階にいるのはフィリピン人の格闘家で、 リーは得意のヌンチャクで応戦し、「アチャ~!」という怪鳥音とともにやっつけてしまいます。 2階には合気道の達人が待ち構えていましたが、こいつも怪鳥音とともにノックアウト。 そして、3階には身長2メートルを超えたハキムという黒人の武闘家が待ち受けているのですが、 さすがのリーも、この大男とは苦戦を強いられます。 黒人の大男対アジア人の小柄な男の対決は、それは手に汗握る一幕でしたね! リーが着ていた黄色のトラックスーツも、超かっこよかったです! リー本人が主役を務めた映画が次々と登場するのも、面白かったですね。 「東洋出身の世界的な大アクション・スター、ここにあり!」ってなもんです! この映画、リー本人によるフィルムは約100分で、 あとは替え玉というか、そっくりさんを使っています。 そっくりさんはユン・ワーと、のちにカンフー・スターとして名をはせるユン・ピョウです。 まあ、そっくりさんの起用は仕方ないですよね。この映画の製作中、リーが突然死(しかも愛人宅で)してしまったのですから…… それとこの映画、日本では超ウケて、配給14億5千万円を超えたけど、 本国の香港やその他の地域では、さほど人気を得ることができなかったそうです。 どうしてでしょうねえ……? あんなに迫力ある格闘シーンが多いのに…… スカッとした気分を味わいたい時に観るといい映画ですよ!! にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 12, 2024 11:13:19 PM
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