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テーマ:サービス業の舞台裏!(119)
カテゴリ:ホテル日誌・事件簿
社長が車を買い換えました。 ステーションワゴンタイプのBMWです。
“なるほど。万博景気で浮いたお金は、こういう所に回っていくのね” は良いとして、 美人でお洒落な社長に大変良く似合う、真っ白な車です;)♪♪ 社長は毎日自家用車で出社され、ホテルの駐車場に夕方まで車を停めます。 駐車場が詰め込み式である為、今までの社長は車の鍵をフロントに預け、私達スタッフが急な&細かい移動をていました。 前車もBMWでしたが、社長の運転テクニックで傷が無い事が無かったから、気安く運転していました。 買い物にお借りする事だってしばしば。 でもホテルに納車されたピッカピカの新車を前にすると、今までみたく気軽に触れない感じ。。。。。 支配人と一緒に 『うわ~、これちょっと私達では動かし難いですね~~(笑)(笑)!』 そしたら社長 『そうなの! 私も怖くて運転出来ないの~~っっ(爆)!!』 ・・・・・え? ええぇ~~(激汗) ホテルの駐車場は、本当に扱い難いと言うか、使い勝手が悪い。 詰め込み式縦駐車しか出来ない上に、途中直角に曲がっています。コンクリート柱が何本も突き出しており、一番奥にだけ2台並べて駐車できるスペース。 結局納車された状態のまま、新車は一番奥の向って右側に停めっ放しとなりました(笑)。 3日程経った日。その隣に、お客様がステーションワゴンをお停めに。 結論から申し上げます。 移動しようとしたMeiが、その車をぶつけました。 お客様の車をぶつけたのは初めて・・・初汚点です。 本っ当~~に申し訳ございません(号泣)。 でも言い訳も聞いて下さいぃぃ~~!!! その時も支配人と仕事しており、お客様がご自身でどの位置にどの向きで停められたのか、Meiが確認に行きました。 社長の車左横ギリギリ、こちらへお尻を向けて頭から突っ込まれていました。 でも、要は一番奥まで詰めて下さったから、他の車はまだまだ入ります。オマケにその方は4日間の滞在で、その間ずっとお車は出庫されない。 フロントに帰って報告。 『大丈夫です♪ 頭からだけど、一番奥に入ってます』 一寸考えて支配人は 『あそこに頭から入ってるのって、凄く出しにくいよね。。。。 今時間あるし、バックから入れ直してもらって良い?』 私には、女性の割りに駐車が上手いの定評があります。 支配人がわざわざお願いされたのは、何かの時夜勤さんに任せるより、今Meiにやらせた方が安全との配慮から。 『あ・・・大丈夫です♪ でもその前に、社長の車を少し右に寄せないと』 スペアキーを捜すと 『無いの。 社長まだ新車を誰にも触らせたくないみたい(苦笑)』 『うっわ~~、それで擦りでもしたら、私絶対クビですね!』 大笑いし合った後で、緊張しつつ再度駐車場へ。 お客さまの車に幅がある為、運転席のドアを開けるのも難しい。 そっと乗り込んで、エンジン始動。 サイドミラーをオープン。 右後方に駐車場が折れている為、ハンドルを右に切りつつ社長の車に擦らないか、右のミラーばかりを気にしながらソロソロとバック開始。 入った車だから、何とか出るのだろう。 でも “ヤバイな。 これマジ難しいわ” と思った瞬間、 ☆ パキンッ ☆ 超可愛い音がしましたから。 社長の車がある右側ばかり気にしていたら、左のサイドミラーを突き出たコンクリートの柱にぶつけ、フレーム5cm×1.5cmが欠けてしまいました・・・。 当然お客様に平謝り。 まさか “社長(従業員)の車を気にし過ぎて” なんて言えません。 申し訳無さ過ぎて、何でもします!させて下さい!の勢い。 が、お客様は大変優しい方 『帰るまでに直してくれるなら、それで良いよ』 と。 もちろん保険で修理だけど、ディーラーさんに取りに来て頂く時間が無いのでMeiがSUBARUまで。45分で新しいミラーに取り替えて下さいました。 これでお客様はスッキリ笑顔。来週とその次の週に、3日間づつの御予約まで賜りました。 本当に良いお客様で、涙が出るほど有り難かったです。又こんな方だったらと思うと、背筋が凍ります~~。 不注意だった私がいけません。 お客様に不快な思いをさせ、保険会社さんとの余計な仕事を作ってしまいました。 今後一切この様な事をしない様気を付けます。 でも、 でもやっぱり 社長~~~~~っっ!!!!! 得意の運転で、早く3・4回擦っちゃって下さい。 Mei お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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