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テーマ:サービス業の舞台裏!(119)
カテゴリ:私らしく生きる
3月末でアルバイトを卒業した3名のその後。
Yちゃんは某企業の横浜本社で研修中。 愛嬌あって賢い彼女なら、配属部署にもよるけれど、絶対同期に負けない仕事をする。 Sさんは東京の声優養成学校に入学し、バイトで生計を立てながら彼と同棲生活スタート。正直Sさんに関しては、メイド喫茶とかで働いていないか心配(笑)。 そして、ずっと就職活動を続けていたチャイニーズカナディアンのMちゃん。 最初は名古屋のホテルで探していたけれど、どこからも良い返事は頂けず。それでもホテルを狙って外資系の多い東京に焦点を移し、何とか1件内定。 ただし、そこはお給料がイマイチ・・・。今まで暮らした留学生会館と違い、アパートで一人暮らしを考えると結構ギリギリ。しかも彼女は院卒でMBA保持者。英語・広東語のネイティブスピーカーであり、日本語も流暢。北京語も何とかなのに、配属は外国語も接客も必要無い経理課・・・。 でも既に学生ビザは切れ、3ヶ月の観光ビザを延長して滞在中の彼女は、職種・収入以前に、就労ビザを出してくれる会社ならどこでも良い状態。 “優秀な外国人を、比較的人気の無いポジションで安く使う日本企業って不公平?” いいえ。 実はこんな事、カナダでも結構あります。留学・ワーホリ期間が終了してもカナダ滞在を願う、要はビザが必要な日本人も受ける待遇。アメリカではもっと酷いんじゃないかな・・。 支配人もMeiもスッキリしないものがあったけど、日本人でも良い条件での就職は中々難しいのだし、とりあえず 『おめでと~♪』 所が、就労ビザ申請書が送られて来たあたりからの急展開。 Mちゃんは香港で幼少時代を過した頃から、大の日本好きでした。もともと日本の歌とアイドルが好きで、中学に上がる頃家族と共にカナダへ移民しますが、カナダでも日系書店で日本雑誌を毎月注文購入。 彼女がもう一つ好きだったのが、日本のアニメーション。 特にスタジオジ○リ映画を崇拝しており、終に29歳で日本留学を決意した際も、偶々見つけたジ○リ海外事業部の外国人従業員募集案内を持参しました。 ずっと前 『Mちゃん、日本で働くならどこが一番いい:)?』 と聞いたら、凄く恥ずかしそうに 『・・・ジ○リ・・・。ははは、絶対無理だけどね~(笑)(笑)♪』 こっそり教えてくれた事がある。 多分、彼女の夢だったのだと思う。 東京のホテルでほぼ内定が決まった頃、安心感もあってか、ずっと大切に保管していた応募先にMちゃんはメールを出しました。 ジ○リが外国人スタッフを募集中かどうかなんて、全然知らない。受かる訳もない。 でも、このまま一度も挑戦せず諦めるのは辛かったんだろう。 驚いた事に返事が来た。 面接される事になった。 そして 合格 偶然、本当に偶然。 1年間休暇を取る社員がいた所にMちゃんの応募。1年の契約社員としてではあるけれど、海外営業のアシスタントとして彼女はGW明けより本格的に働き始めます。 普段は大人しく慎重なMちゃんが、手放しで喜びました。今までの人生で最高に嬉しい瞬間。死ぬほど運が良かったと何度も何度も言っていた。 確かに彼女が日本で専攻したのはホテルの経理。3・4ヶ国語話すけれど、言語能力のみを重視するなら、5・6カ国語を話す外国人は日本にも多い。Mちゃんは控えめで、決して営業部向きでもない。 でも運だって実力の内さ~。 面接された方は、Mちゃんの真面目さと素直さ、ジ○リをこよなく愛し、又日本人の性質と文化を理解している点を感じ取られたはずだ 『一年後にはどうなるか分らないし』 やっぱりMちゃんは日本人みたいな事を言って、内定の出たホテルには本当に申し訳無いと、菓子折りを持って謝罪に伺っていたけれど(笑)、 現時点では、再び海外に出て不本意ながら(←専業主婦希望)そこで働くだろう不安だらけのMeiにとっては羨ましすぎると言うか、眩しすぎ。 同時に 【夢はかなう】 【好きこそものの上手なれ】 二つの言葉が浮かんで来た。 私の夢は何かな。 この歳になっても、まだハッキリ見えないな(笑)。 でも好きな事はたくさんあるし、好きな人もいっぱいいるな。 海外に出たらとかじゃないけれど、どっちみち自分はしたい事しか出来ない人だし 【好き】 はずっと大切にして行けば良いんだと思った。 『ジ○リに就職できたのも、Meiさんや支配人や、ホテルの皆のお陰です(泣)』 そうだとしても、勇気って言うか希望をくれたMちゃんは、既に十分恩返ししてくれてるよ Mei お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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