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テーマ:仕事しごとシゴト(23720)
カテゴリ:ホテル日誌・事件簿
好景気に支えられ、相変わらず仕事が忙しい毎日です。
が、 それに加え、支配の妊娠に関係した社内のゴタゴタが増えました。 決して、支配人の体調なりご家庭の事情が影響している訳ではありません。もう一つの生命を宿された彼女は今まで以上の体力と精神力を備えて頑張ってくれています。妊娠される前と比べて、彼女の仕事能力が劣ったとか働き難くなったなんて、一度も感じた事はありません。他の従業員との関係も、ホテルの成績同様に最高水準を維持。 相変わらず楽しく働いています♪♪ どう考えてもゴタゴタの原因は、 彼女の現状と今後を極端に心配し、先手先手を打とうとしては空回りする社長なんですよね~・・・・・ 社長が現ホテルの経営者となってから、10年ほどと伺っています。以来ずっと仕事を続けている従業員はいませんし、7年間勤める支配人の妊娠が、社長にとっても初めての事態だったんですね。 故に支配人の産休期間と、出産後赤ちゃんを育てながらどれほど彼女が今まで同等に仕事へ集中できるのかが、気が気でたまらない。 又最初が肝心と思われているのが明らか。他の従業員に、見せしめと言っては言葉が悪いけれど、何ていうのかな~、知らしめる?意味でも、社の対応示唆にも躍起になられたんですね~~。 そして、社長が決定した会社からのサポートは無いに等しいもの。社長ご自身も二度の出産経験を持つ女性ですから、産休の長さとその間のお給料について、正直支配人もMeiももうちょっとマシな保障があると思っていました そんな時、いつもお世話になっている業者さん(40代後半?女性)が呆然とする社長を純粋に励ますつもりで 『会社に迷惑をかけない為、自分は出産前日まで自転車に乗って通勤しましたし、出産後も1ヶ月で復帰しました。責任感が強くて元気な支配人も大丈夫だと思いますよ♪』 みたいな事言っちゃったものだから、一瞬で社長の頭の中はバラ色 妊娠中も一切仕事と勤務時間に影響を出さない、産休は最短 = 会社への誠意 さらにハッキリとした、従業員の妊娠に対する “辞めさせられないだけマシでしょう?” 的基準が誕生してしまいました _| ̄|O 『少子化が心配』 なんて普段仰っても、いざ自社の従業員が産休を取りたいと言えば、協力できないのが小企業経営者の心でしょうか。 絶対法律違反なんやけどな~・・・・。 それでも社長はあまりホテルにいないから、従業員で融通し合って、検診が必要な支配人を勤務時間中に病院へ行かせたりしてたんです。したらバレて、現在支配人は、妊婦さん教室の為休む事も検診の為遅刻する事も、ヒヨル事もすら出来ません。 もう一つややこしいのは、社長は支配人の恋人がどうしても気に入らない。 社長はご自身も色々経験されていますから、例え結婚していようが何だろうが、一途な恋愛に関しては異様に理解のある方でした。でも今回は完全に反対。親心的な部分も確かにあるけれど、反対する理由の8割以上は、万一にも仕事に影響が出ては困るから。 これでもまた揉めました _| ̄|......O 支配人は本当に心身共に丈夫な方。社長が目を光らす中、ちゃんと仕事出来ちゃうんですよ。ツワリも全く無かったし、体重が増えた分少々立ち仕事が辛くなった程度。今仕事を辞める訳には行かない事情があるから頑張っていられるのも事実で、体だけは丈夫なMeiは支配人を精一杯サポートしてゆくつもりです。 ちょっと気が遠くなるのは、 今回支配人のケースが唯一の前例=全基準となってしまうため、もし私が日本で妊娠しても、社長がMeiにも同程度仕事する様平然と要求されるのが目にみえてしまう事 つい最近、妹が入院しました。腎臓結石と尿結石だったそうで、一時は相当酷い状態。13:00出勤でしたが、病院の面会可能時間が12:30からだった為、社長に遅刻の連絡を入れました。 すると 『では何時に出社できますか?できるだけ早くして下さいね。お大事にと伝えて下さ~い♪♪』 お客様や業者さんと約束があった日ではありません。入院した家族の面会さえ急がないかんのかい 社長は常々、支配人とMeiには一生ホテルで働いて欲しいと言って下さいます。事実数ヶ月前まで、Novioさんを日本に招待してあと数年このまま働き貯金しようと考えていたMeiが結局カナダへの永住権取得&移住に踏み切ったのは、 “何かあった時、本当にあの会社で働き続けられるのか?” 悩んだ結果でもあります。 Mei お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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