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テーマ:サービス業の舞台裏!(119)
カテゴリ:ホテル日誌・事件簿
中々頂いたコメントにお返事もできずごめんなさい!
3日に一度の更新ペースのくせに、まだ実際の記入日より遅れている上、12月に入るとまたお休みする事になりそうなのでちょっと飛ばして書き続けます。 支配人と私にとって容易でない仕事の一つに、ハウスキーパーさんとの付き合いがあります。 時々若い方もいらっしゃいますが、ハウスキーパーさん達は通常、年齢が少し高め。そして何故か、波乱万丈な過去をお持ちの方が多い。 要するに人生経験が豊富で、気もアクも強い方が結構いらっしゃいます(笑)。 もちろん彼女達の経験と人徳はお仕事にも活かされますが、同時にフロントの新人を舐めてかかる傾向も・・・。 Meiが入社した時も少し困らされましたね! 去年くらいからかな?彼女達が変ってくれたのは。社長のアメと鞭法が功を奏したのかもしれません。ホテル独自に抱えるハウスキーパーさん達は現在、快く指示を受け入れてくれますし、お掃除も以前に比べればずっと綺麗になりました♪♪ 今の問題は、清掃業者さんにお任せしている客室の方ですかね。 社長の“全部屋の掃除をホテルで管理していては、何かあった時(主にストライキ・汗)に回せなくなる” から、全体の1/3近い何部屋かは、清掃業者さんに委託管理をお願いしています。 この業者さん、 契約前は 『完璧に掃除は仕上げるし何でもします。安心してお任せ下さい!』 とかさんざん言っておきながら、精鋭部隊を派遣してきたのは最初の2ヶ月のみ。 その後はメンバーが入れ替わり立ち代りで、掃除にも客室ステイタス指示の理解にもトラブルが続き。 最近やっと常勤さんが決まったかな~と安心しつつ、ふと気付けば 全員フィリピン人・・・・・ フィリピン人が悪い訳ではありません。 ただ、 日本語が通じないんです もちろん流暢な日本語を話す方もいらっしゃいますよ♪ 現場主任として頑張って下さっている、日本人とご結婚され日本姓もお持ちのOさんです。 日本語が理解できる分、お客様に直接叱られたり私達から注意される時はいつも窓口になってしまうのが可哀想ですが、間違いなくフロントスタッフと一番仲が良く、信頼も得ています。Meiも業者さん担当階で何かお願いする時は、必ずOさんを探します。 自分の場合、他のフィリピンの方とも英語で意思疎通が可能ですから、Oさんを探してしまうのは言葉だけが理由では無いはずです。 例えば、込み入ったお部屋移動や部屋ステイタス指示を出ていて、確認の為客室まで上がったら全然できていなかったとする。 担当者に英語で注意すると、Oさん以外の方達は、まず首を傾げ、次に言い訳ばかりされます。『OK、OK』 って、ちゃんと分ってる?回転の速い日本のビジネスホテルを少人数で回している私達は、本当に常時急いでて常時早口。彼女達にしてみれば “Take it easy” とか言っちゃいたいんだろうな~・・・がありあり! Oさんだけが直ちに行動してくれます。自分が清掃担当の客室じゃなくても。 現場まで急いで、一緒に確認して、できなかった理由がある時はその場で話してくれるから、私達も納得/対応/改善ができる。 当然主任の責任感が影響しているとして、それ以上にOさんには通じる物があるんです♪ こっちがして欲しい事や伝えたい事を、努めて受け止めようとされる受け皿を感じます。 そうして一緒に仕事をしていると、なんか変な話ですが、時々彼女の顔が日本人に見える時があるんですよ(笑)。彼女はもともと可愛く優しい顔をされていますが、困った表情の時こそ、良い顔って言うのか、近い存在に思えて来るのです 郷に入っては郷に従え 私にはとても大切な言葉です。でも誠意は万国共通、表世界のどこでも通じる。 Oさんに教えて頂きました♪ Mei お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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