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テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:ホテル日誌・事件簿
現在ホテルでは、ロシア人女性のEさん(20代・女性)もカフェでお仕事されています。
スリムで手足が長く、まさにモデル体型おまけに美人の彼女もまた、日本人男性と結婚されて日本にお住まいです。日本語学校に通いながら、日中の5時間ほどのアルバイトです♪ 支配人もMeiも、カフェの運営に関しあまり口出しはしないけれど、、、 カフェ店長のWさん(女性・年齢不詳)は、普段は超楽しい方ですが、何て言うのかな、近い存在として付き合ってゆくのが、正直かなり難しい方でもあります。 完璧主義過ぎる?一端気にくわない事(しかも凡人感覚では非常~~に些細な事)があると、我慢できない。相手が自分より下の存在であれば、非難する態度は尚更強固に。。。 お陰で中々バイトさんが続きません。そこへ採用されたのが、Eさんです。 彼女はまだあまり日本語が流暢ではなく、しかも今回が日本で初めてのお仕事とか。 Mちゃん&Oさんの前例から、アジア系移民者なら真面目に仕事してくれる可能性が高い気がする。でも金髪碧眼のロシア人と来たかぁ~・・・ 直接研修されるWさんが不安に思われたのは当然として、私達は、Eさんの仕事ができるできない以前に、一体彼女がWさんとどう付き合って行かれるのか想像が付きませんでした(笑)。 それが意外や意外、凄く頑張ってくれているんです♪♪♪ 大して流行っているカフェじゃないしWさんの潔癖性もあって、必然的にEさんの仕事は掃除の割合が多くなります。傍から見ていると、まるっきりWさんとEさんは、厳しいお姑さんとお嫁さん! でもEさんは、日本で仕事が見付った事自体が嬉しいみたい。(と言うか、日本で働くとはこんな物だと思われたかな?) いつも笑顔で一生懸命お仕事されています。 一方Wさんには、やっぱり不満がいっぱいらしい。 とにかく覚えが恐ろしく悪くて、例え短時間でもEさん一人には任せられないそう。私はその悪さが実際どの程度なのか把握していないから黙って聞いていますが、Wさん曰く 『いつも “この間教えたばかりでしょう?何でそんなに記憶力が悪いの?”って叱ると、絶対 “分らない。記憶がどっか飛んでっちゃった” とか言い訳ばっかりするの。全然謝らない。“まずごめんなさいでしょう?”って教えるんだけど、これもできないのよ』 Novioさんもそうなんですが(笑)、確かに外国人って責められると言い訳から入るよね。 でもそれは彼らの文化。しかも“記憶力が悪い”だなんて、生まれながらに持つ能力みたいな超漠然とした事に対し謝るなんて感覚自体、Eさんにも理解できないんじゃないかな~。 例えば、“何でそんなに足が遅いの?”と責められて謝る人は、日本人にだっていないだろう。叱る時は、面倒でも具体的な問題についてその都度していかないと、理不尽さだけが残ってしまいそう。外国人なら尚更。 もう一点。これは最近(主にNovioさんに対して・笑)自分も凄く気を付けている事ですが、原因が明らかなのに、更に“何故?”系質問口調で責めるのは、相手を黙らせて説教が長引くだけなので、止めた方が良いと思う。 ただ、Wさんの気持ちも分るんですよ。彼女の頭の中は 問題発生⇒(自分に無い事は明白なので)相手に非がある⇒謝ってもらう⇒解決法を考える の図式が完璧に出来上がっています(笑)。 これこそ日本人的感覚で、外国人の思考回路には普通、青の部分が抜けている気がする。 結果良ければ全て良しの外国人と、経緯も重んじる日本人。日本人の強みは細部まで気を払う繊細さだと思うけれど、例えばサービスや運営方法に関した日本式を(基礎を必要とする発展途上国は別として)全ての外国人が望み学ぼうとしているとは思えないし、フレンドリーさが欠けている分、世界基準になり得るとも思わない。 でもここは日本です Wさんが任されたお店ですし、社長からは売り上げアップ系指示も出ておらず、Wさんが彼女のやり方を通そうとされて当然。 私は日本のグローバル化、特に外国人移民増加に対して、賛成と言う訳ではありません。 閉鎖的と言われようが島国根性と言われようが、そうやって日本は独自の文化と安全を築いて来ましたから、必要に迫られた以外の理由で外国人を呼び込む必要は無いし、他国同様永住権を与える審査は厳重に厳重を重ねるべきと考えます。 でも既に来ちゃってて日本に溶け込もうと努力する人のヤル気を、強固な日本式によってそいでしまうのはどうかなと。 社長が見た目で選んだ外国人に、何故常識や日本語まで教えなくちゃいかんのかと不満を漏らされても、Wさんは決して悪い人ではありませんから、Eさんの素直さや誠意は良く伝わっているんです♪ しかも辞められては困るから、仲良くやっていかなくてはいけないのも良くご存知です。 誰だって一番最初は理解とサポートとが必要だもの~ Eさんが頑張っているのだから、Wさんも頑張ってあげてね Mei お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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