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カテゴリ:病院のこと
お久しぶりです お昼に少しだけ病院へいってきました 今日のあの人は お昼ご飯が終わって ベッドに横になっていました 家人の帰った後ではなく いつ誰が来るかわからない時間 どきどきビクビクしながらそうっと廊下から病室をのぞきました 例の同室の付き添いのおば様はまだいらっしゃらず あの人のベッドに近づいてみました カーテンの向こうに別の付き添いの方がいらっしゃったので 小さな声で 「こんにちは ひさしぶり」 そしたら あの人も同じように小さな声で 「ひさしぶり」 「7月に(東京の友人の)○○すけさん来てくれるよ」 「だれや?」 「○○すけさん あ わたしは○○子だよ」 「・・あ~ わからんなあ」 「○○子やん」 「○○こなあ だれがくるんやあ」 「○○すけさん 私も一緒に来るからね」 まるで子供に戻ったようなあの人は 子供のようにじっと私の目を見て話します 切開した部分を押さえ「ここいたいんや」 「そう 痛いん つらいね」 「んー」 「また来るから 思い出しておいてナア」 「んー」 手袋はめられた右手をパタパタ振ってくれました 会えてよかった ちゃんと居てくれる そう 元気な頃の貴方の口癖でしたね 「○○子の横にいつも居てるからな」って
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