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テーマ:旧い旧い洋画(394)
カテゴリ:★★★★☆
今日は先日見た、この作品のことを書こうと思います。
同監督作品の「さよなら子供たち」を以前見たのですが、これはそれとはだいぶ違う雰囲気の作品になってます。 「さよなら・・・」の方はカラー作品で1987年のもので、たんたんと描かれた感動作。 (「さよなら子供たち」映画のレビューはこちらで→<関連日記>) こちらはモノクロで、1958年のルイ・マル監督25歳の時のデビュー作品(ドキュメンタリー作品を除く)で、 ひと言でいうと、”当時(1950年代)のパリの洒落た感じ”の漂うサスペンス映画ー という感じでした☆ 使われている当時の車や電話などの小道具、ファッションや町並みなんかもアンティックさが漂っていい感じでした☆ それに、カメラワークやセリフとかも個性的で、今見ると新鮮に感じます。 ストーリー展開も”ヒッチコック”風なドキドキ感もあって、面白かった。 ラストにいくにつれて、人生こんなことで転落してしまうのか・・・っていう虚しさが色濃くなってきて ・・・シュールな感じのラストでしたね。主演女優のジャンヌ・モローがやけに存在感ありました。 マイルス・デイビスのトランペットをバックミュージックに、パリの夜の街を歩く彼女を延々と撮り続けるショットが、 斬新で面白いと思いました。 目も頭も疲れている時なんかは、 たまにはこんなモノクロの旧作映画を観るのもいいですね⌒☆ (誰かが書いていましたが、観終わってみると、”死刑台のエレベーター”ってタイトルはやっぱり少し違うって気が・・・) ストーリー:完全犯罪をもくろんだ男が、些細なミスから犯行現場に戻ったところ エレベーターの電源を落とされて中に閉じこめられてしまう。 彼の計画は崩れ迷走する...。 監 督・脚 本 :ルイ・マル<他作品:「地下鉄のザジ」「さよなら子供たち」など> 出 演 :モーリス・ロネ<他作品:「太陽がいっぱい」など> ジャンヌ・モロー<他作品:「突然炎のごとく」「エヴァの匂い」など> ー(フランス・1957年)ー <死刑台のエレベーター 関連商品> マイルス・デイヴィス/死刑台のエレベーター(完全版) 全曲試聴 <ジャンヌ・モロー 関連商品> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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