|
テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:★★★☆☆
ん~、これは評価するのがとても難しい映画ですね。
賛否両論、評価が二分されたのにも納得です。 何せこの映画の切り口が→"キリストの受難=エルサレムの聖職者に捕まり、 ゴルゴダの丘で処刑され・・・" の部分のみにスポットを当てているので。 ハッキリ言ってキリストへの拷問シーンを延々と見せられ続けるワケですから、 この作品に対して、世界中のクリスチャンの人々がショックを受けたというのもとてもよくわかります。 (中にはショック死した方もいるということですもんね。) 私もクリスチャンじゃなくても、かなり観てるのが辛かったです。 でも、そんなシーンばかりなのに、何故か目を背けずに画面を見つめ続けてしまう・・・。 そして、イエスを虐待し嘲る人々や裏切る者に、自分自身の弱さを見てしまうせいか、 そのうちいたたまれなくなって、涙が出てきてしまいました・・・。 ちなみにうちの相方はこの映画、"観るに絶えないフン映画""ただの拷問映画じゃん" と酷評してました。メル・ギブソンはよくもあんな映画作ったもんだと・・・。 そんなワケで、相方の評価はモチロン、「★ → ゼロ」でした。 でもね、これに関しては↑の自分の評価にあるように、私は相方とはまたちょっと違う感想でして・・・。 確かに見た目は拷問シーンが目立つかもしれない。 そこに行くまでのストーリーや人物設定がこれっぽっちも描かれていなくて、 ただひたすら虐待シーンをこれでもかってほど見せつけられる。 メル・ギブソン監督のそのエグイ表現方法には、やっぱり少々えげつなさを感じたりもするんですが・・・。 しかしながら、凄まじいくらいにリアリティあるその重厚な映像ゆえに、 観終わった後は私、妙に心拍数上がっていまいまして・・・。 キリスト役をやった主演のジム・カヴィーゼルも、凄くイエスのイメージに近かったし。 (→我々一般人が抱くイメージに) あのロケ地(イタリアだそうです)と、英語ではない現地の言葉が尚更 リアルさを膨らませていました。 なんだか、自分ももの凄く敬虔なクリスチャンになったようなそんな錯覚を感じるほど、 真剣に見入ってしまいました。 ・・・実は私事ですが、私、高校生くらいの頃に数ヶ月だけ、 クリスチャンの外人さんが経営してる英語塾に通ったことがあるんです。 その時に聖書を少しばかり読まされたことあったんで、それで相方と違い、 私の場合はその時のことをが潜在意識の中にあったようで、普通以上に この映画がガツンときてしまったのかもしれません・・・。 たぶんそんなことからも、クリスチャン的な感覚を理解出来るかどうかで、 この作品への評価は真っ二つに分かれてしまうものなのかも・・・。 レビュー・サイトを観ると、中には凄く感動した方もいらっしゃるようですし・・・。 それぞれの感性や受け止め方でぜんぜん違ってくる映画という感じがします。 もし自分がどんな感想持つのか興味持たれるようでしたら、ぜひ1度ご覧になってみて下さい。 私も初めこれをレンタルしてきた動機は、 「"問題作"って言われているけど、実際はどんなもんなんだろう・・・」 という、興味本位が先でしたから・・・ "r(^^;) そして、今はこの作品を観終わって数日経ちましたが、それでもなかなか ハッキリ評価が出来ません。 この作品が本当に良い映画だったかどうかも、未だ答えは出ず。 (そんな迷いが中途ハンパな"満足度の星の数"にも出てしまっています・・・) しかしながら、ほとんど全編、キリストへの残虐シーンが続くので、 軽い気持で観始めると大変なことになると思います。 ぜひこれから観るという方は、そういう(壮絶)シーンばかりだということを心して(?) 観賞なさって下さい。 あ、でもこの作品に関しては、あまり"積極的に"お勧めは出来ません。 ↑うちの相方のような結果になってしまう恐れもあるので・・・。 関心のある方のみ、どうぞ♪ 余談ですが、時々出てくる、あのヘビの化身みたいなの(悪魔)が、もの凄く怖かった。 あまりにブキミで、なんか嫌なもの見ちゃった!って感じの怖さです。 あの顔が脳裏に焼きついて眠れなくなりそうでした・・・ (=_=;) 結城浩さんのレビューヘ * ↑こちらでは素晴らしいレビューを書かれています。自分の書けなかったことがギッシリ。 前田有一の超映画批評(ネタばれなし)ヘ みんなのレビュー(ネタばれあり)ヘ " イエス・キリスト最後の12時間を描いた衝撃作 !!" 「パッション」 [ストーリー] 紀元1世紀のエルサレム。 十二使徒のひとり、ユダの裏切りにより連行され、イバラの冠をかぶらされ、 重い十字架の横木を背負い、ゴルゴダの丘で両手両足を釘打ちされた十字架刑。 人間イエス・キリスト最後の12時間と復活を描いている。 アカデミー賞作品「ブレイブハート」のメル・ギブソンが、12年もの構想歳月を費やして映画化。 2500万ドル(約27億円)という私財を投じ、ラテン語とアラム語で脚本を手がけた。 また、カンザス州では映画を見た女性が心臓まひを起こし死亡する事件や、 この映画を見た米テキサス州の男性が回心し、恋人の女性を殺したと自首する といった報道もあって、話題を呼んだ。。 [監督] * メル・ギブソン <他作品:「顔のない天使」「ブレイブハート」 [出演] * ジム・カヴィーゼル(イエス・キリスト役) <他作品:「シン・レッド・ライン」「楽園をください」「オーロラの彼方へ」 「エンジェル・アイズ」「モンテ・クリスト伯」> * マヤ・モルゲンステルン(イエスの母マリア役) <他作品:「ノストラダムス」「ユリシーズの瞳」> * モニカ・ベルッチ(マグダラのマリア役) <他作品:「アパートメント」「マトリックス・シリーズ」 「アレックス」「ティアーズ・オブ・ザ・サン」> < パッション 関連リンク > 公式サイトヘ 予告篇ヘ 予告篇(u.s)ヘ "パッション、観る前にここだけはおさえておこう"(公式ページ内)ヘ ファン・サイトヘ * 映画のシーンの中で「意味がよくわからなかった」という部分の解説をしてくれています。 映画の感想などのフォーラム ページヘ < 商品リンク > * メル・ギブソン 関連商品ページヘ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[★★★☆☆] カテゴリの最新記事
|