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テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:★★★★☆
これはずっと観たかった映画です。やっと観ることが出来ました。
その昔、洋楽に夢中になっていた頃、ジャニス・ジョプリンという女性歌手のことを知って、 その歌手の実際のパフォーマンス映像を初めて見た時は、あまりの迫力に震えました。 こんな凄い人がいたんだって。 でも彼女、当時では当たり前だった、ドラッグにやられてた部分もあったようなので、 あの異様な程の迫力はそのせいもあったのかもしれませんが・・・。 その、27歳で生涯を閉じた伝説のシンガー、ジャニスジョップリンをモデルにして作られた映画が、この「ローズ」です。 もちろん、"元にして"の作品なのでフィクションなのですが、 でも観ていて、主役のローズを演じるベット・ミドラーの迫力の演技と熱唱に、なんとなくジャニスの満たされなかった人生を重ね合わせて見てしまいます。 その激しい生き様に、胸が苦しくなるくらい。 コンサート・シーンでのベット・ミドラーのパフォーマンスも、とても素晴らしいです。 私は特に初めの方の(冒頭部分ではありません。その後です)、ニューヨークでのコンサート・シーンが好きです。 本物のライブ映像を味わっているような迫力が楽しめ、また、彼女の歌も素晴らしいです。 この時のバンド演奏は、なんとあの、スティーブ・ミラー・バンド! そして、この映画の音楽担当は、実際のジャニス・ジョップリンのプロデューサーだった、ポール・ロスチャイルド氏です。 なので、やはり、きっと実際のジャニスのコンサートにかなり近い演出をしてるのではないかと思えるような、迫力&素晴らしいライブ・パフォーマンスでした。 あ、でも曲などはだいぶ違ってるようですが・・・ 例えば、劇中では、パシー・スレッジの「男が女を愛する時」という有名な曲を歌ったりしてますが、ジャニスがこういう曲をカバーするようなことは実際にはなかったようです。 また、ラスト近く、母校の庭の電話BOXでボロボロになって電話をかける時の彼女の演技もとても素晴らしかった。 その年のゴールデン・グローブ女優賞をとったのも頷けます。 そして、エンディング・ロールで流れる名曲「ローズ」・・・。 その歌詞を見ながら、流れるベット・ミドラーの優しい歌声に涙がこぼれました・・・。 ひどく孤独な夜に 果てしなく道は長いと途方に暮れるとき 愛っていうのは 「運が良い人」か「強い人」にしか 手に入れられないものだって思うとき ただ思い出して 寒い冬の間 雪の深く下に横たわる種は 春が来れば太陽の愛を一身に受け 一輪のバラになるんだってことを * 12曲目の曲です。 平井堅バージョン * 3曲目です。 ・・・出来れば、感受性の強い10代の頃に観たかったです。 その頃観てたら、きっと満点つけてたと思います・・・ " 愛を求め、才能に生きた女性・・・ " 「ローズ」 (1979・アメリカ) ローズ DVD内容詳細 [ストーリー] 60年代の最大の女性シンガーといわれたジャニス・ジョプリンをモデルに、 反体制の空気に満ちた60年代のアメリカの若者を熱狂させた 1人のロック歌手、ローズの愛と激情の人生を描く。 1979年 ゴールデングローブ賞受賞 ベット・ミドラー:女優賞(コメディ・ミュージカル部門)、新人女優賞 アマンダ・マクブルーム:歌曲賞 [監督] * マーク・ライデル <他作品:「黄昏」「ザ・リバー」 「パンチライン」「フォー・ザ・ボーイズ」など> [音楽] * ポール・A・ロスチャイルド [主題歌] * アマンダ・マクブルーム [出演] * ベット・ミドラー (主人公 歌手ローズ役) <他作品:「フォエバー・フレンズ」「ステラ」「フォー・ザ・ボーイズ」 「ファースト・ワイフ・クラブ」「ハート・オブ・ウーマン」「ステップフォード・ワイフ」など> * アラン・ベイツ (ローズのプロデューサー ラッジ役) <他作品:「汚れなき瞳」「その男ゾルバ」 「まぼろしの市街戦」「恋」「トータル・フィアーズ」など> * フレデリック・フォレスト (ローズの恋人 ヒューストン役) <他作品:「地獄の黙示録」「ワン・フロム・ザ・ハート」 「フォーリング・ダウン」「ブレイブ」「パス・トゥ・ウォー/戦争へと続く道」など> 【 ジャニス・ジョプリン 関連リンク 】 公式サイト(u.s)ヘ * "DISDOGRAPHY"では、曲の試聴も出来ます。 ジャニス・ジョプリンとはヘ ABC振興会ニュースヘ * レニー・ゼルヴィガーがジャニス役をやるかもしれない記事 ジャニス・ジョプリン/グレイテスト・ヒッツ 試聴 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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