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2005/01/22
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カテゴリ:★★★★★
こちらも、先日感想を書いた映画「ギルバート・グレイプ」 「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」
ラッセ・ハルストレム監督作品です。
2000年のアカデミー賞で、マイケル・ケインが助演男優賞、脚色賞は「ガープの世界」で有名な
ジョン・アーヴィングがとりました。

さて「サイダーハウス・ルール」の内容ですが、上に挙げた2作品同様、淡々とした描き方の作品になっています。
実は自分的には、公開当時は、そんな地味な作品ということもあってあまり興味も沸かず、
これまで観る機会がありませんでした。
そういったワケで、刺激的展開の映画が好きな人には、ちょっと不向きな作品かもしれません。。。
でも年齢を重ねていくと、こういったヒューマン・ドラマの作品が胸に沁みてくるようになるものですね。
今は、何故あの時観なかったのかと後悔している程です (>y<)

助演のマイケル・ケインは、本当に素晴らしい演技でした。
彼のセリフや表情の中には、感動のシーンがたくさんありました。
アカデミー助演男優賞をとったのも分かります。
対する主演のトビー・マグワイアも、いつもの"悩める青年"的な役どころがよかった。
観れば観るほど、その押さえ気味の彼のキャラクターに惹き込まれていきます。
彼のちょっと"どんくさい"くらいの人間臭さと地味さ加減が、観ていてほっとするというか・・・☆
そして、共演のシャーリーズ・セロンの演技は、ここでも熱かった!
彼女は本作でも演技にはかなり力入っていたようで、その辺の詳しい事はコチラのページ
にもありますので、ぜひご覧くださいね♪
本当にいつもながら、彼女の女優魂( ←日本調な言い方ですが )は、こういった過去の作品でも
見てとれますね。
私は好きですね~、C・セロン。(→ 以前の日記でも取り上げたくらいですから♪)
それから、脇でマコーレ・カルキンの弟のキーラン・カルキンくんが出演してますが、
彼の演技もなかなかよかったですね。
お兄ちゃんはいろいろあってアレですけど・・・弟くん、今後もなかなかいい俳優さんに
なっていきそう⌒☆

さて、ストーリーですが・・・

《 オレンジ枠部分はネタばれになりますので、未見の方は読まない方がいいかも!・・・です。》





*****************************************************************
ラーチ医師(=マイケル・ケイン)は、当時禁じられていた堕胎手術を、人を救う為にという意思の
もとに、孤児院で行っていました。。。
そして孤児院には時折、子供を欲しがる夫婦など、引取り手が訪れることがあります。
そんな中、いつも引き取られていっては、何故か再び孤児院に舞い戻ってくる子供がひとり。
それがトビー・マグワイア演じるホーマーです。
ラーチ医師はそんな引取り手がつかない彼を、"特別な子"と思い、我が子のように孤児院で
育てます。
やがてラーチは、ホーマーに医師の仕事を手伝わせるうちに、彼に自分の仕事を継いで
もらいたいと考えるようになります。
それは自分の仕事を誇りに思っているからという理由もありましたが、他にも理由がありました。
一つは、彼の孤児としての将来を安じてという理由、そしてもう一つは、ホーマーにずっとここにいて欲しいという、"息子"を愛する想いから来るものでもありました。(実の息子ではありませんが)
しかし、ホーマーはやはりまだ若く、いつしか外の世界に出てみたいと考えるようになっていきます。
医師を継ぐことを断り、ある日、孤児院に堕胎に訪れたカップル(シャーリーズ・セロン演じる
キャンディとその彼氏ポール・ラッド演じるウォリー)の車に同乗し、孤児院を去って行ってしまいます。
この時の、父代わりのラーチ医師の落胆ぶりと、我が息子が出て行ってしまった寂しさを滲ませる
マイケル・ケインの演技がまたよかった。
また、ホーマーの若さゆえの"広い世界に飛び出したい"という気持ちも理解出来るがゆえに、
二人の親子のような関係は、今思い出してもまたジンときてしまいます。
血の繋がりは無くても、本当の父と息子なんだな☆・・・って。

劇中ではその他、堕胎問題も含め「生と死」について考えさせられるシーンやちょっと重いテーマもいろいろありました。
孤児院に運び込まれた、望まない妊娠をしてしまった少女の死や、
両親がアル中だった為に生まれながらに体が弱かった孤児院の少年の死。
少年はホーマーによく懐いていた子でもありましたが、彼が出て行ってしまった後に亡くなってしまうのです。
それをラーチと孤児院の子供の一人、バスター(=キーラ・カルキン)がスコップを持ち、土に埋めるシーン。。。。
ホーマーの心を乱して邪魔をしてはいけないと、ラーチはそのことをホーマーには知らせませんで
した。
ラーチ医師の、親心のようなその気遣いにもなんだか泣けました (/_;)

そして、孤児院を飛び出したホーマーが住み込みで働く場所「サイダーハウス(果樹園の家)」での
出来事や人間模様。。。。
自分は人としてどうあるべきか、そしてこれからどういう道を行くべきかを、さまざまな体験の中で彼は学んでいきます。
黒人労働者が住むサイダーハウスに、白人の作った「ルール」のメモ。
でもそこで働く彼らはろくに学校も行けない状況なので、そんな彼らにそのメモの字は読めません。
だから、彼らに白人の作ったルールは関係ないのです。
この映画ではそのことが、とても大きな意味を含んでいると思います。
*****************************************************************






「プロダクション・ノート」でセロンも語ってますが、

<私たちはすべて人間。みなルールを破る>。。。

このセロンの言葉に、この作品の言わんとしていることが読み取れる気がします。
人間らしく生きるとはどういうことか、自分はどんな人生の選択をしていくべきなのか・・・。
本当にいつもながら、ハルストレム監督作品は、人生の過酷さや空しさを含みつつも、
その奥には、人間同士の繋がりをとても丁寧に温かく描いていて、観終わった時はいつも、
ほのぼのと救われた気持ちにさせてくれます。
私はそんなハルストレム監督作品が本当に好きです-☆
次は子供の世界を描いた、「やかまし村の子供たち」シリーズをぜひ観たいと思います♪

*
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" おやすみ、メイン州の王子、そしてニュー・イングランドの王・・・ "

「サイダーハウス・ルール」
(1999・アメリカ)

サイダーハウス・ルール
サイダーハウス ルール DTS特別版
DVD内容詳細


[ストーリー]
メイン州セント・クラウズ孤児院。
引取り手がなく、医師ラーチに育てられ、
無資格ではあるが若き産婦人科医として成長した孤児ホーマー。
彼は外の世界を知らず、ずっと孤児院の中で、
ラーチ医師たちに守られ育ってきた。
だがある時、彼は引きとめるラーチらを後にし、堕胎手術に訪れた
キャンディたちの車に同乗して外の世界へと飛び立っていった。
そして、キャンディの彼の実家である林檎園で、
黒人労働者たちと寝食を共にしながら働き始めるのだが・・・。

2000年 アカデミー賞
助演男優賞:マイケル・ケイン
脚色賞:ジョン・アーヴィング

*

[監督]
* ラッセ・ハルストレム
<作品はコチラ

[原作・脚色]
* ジョン・アービング

[出演]
* トビー・マグワイア
( 主人公 ホーマー・ウェルズ役 )
<出演作品はコチラ

* マイケル・ケイン
( 医師 ウィルバー・ラーチ役 )
<出演作品はコチラ

* シャーリーズ・セロン
( ウォリーの恋人 キャンディ・ケンドール役 )
<出演作品はコチラ

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【 関連リンク 】

「サイダーハウス・ルール」公式サイト

「サイダーハウス・ルール」レビュー・サイト(u.s)
* 画像あり

トビー・ファンの PON さんのレビュー

サントラ試聴


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Last updated  2005/01/23 05:22:58 PM
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