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テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:★★★★☆
劇作家ジェームス・バリの「ピーター・パン」が出来るまでのサイドストーリーを映画化した物語。
「ピーター・パン」と言えば・・・ 高校生の頃、女友達と一緒に、街の小さな映画館でリバイバル上映していた、ディズニー・アニメの「ピーターパン」を観に行ったことを思い出します。 その時はちょうど春休み中で、劇場は子供たちでいっぱい。 大人の姿が見えても、その子らに付き添っている親くらい。 というわけで、小さな子供たちに混ざって高校生の私達がその場にいるのは、ちょっと場違いな 空気。。。 でも、過去のディズニー作品を劇場の大画面で観れるというので、心の中はワクワク♪ で、いよいよ上映開始となったワケなんですが、う~ん、やっぱり大画面はいいわ~☆ 初めの照れは何処へやら、あっという間に心は物語の世界、ネバーランドへ♪ やがて、話は佳境へと入り・・・ピーター・パンが海賊船の上でフック船長と戦う場面に。 すると、会場の子供たちが一斉にピーター・パンに声援を送りはじめました! あっちでも、こっちでも。 「ピーター・パン!がんばれ~!」「うしろ~!うしろ~!」 私たちは叫ぶ子供たちのいる後方の席を振り返りました。 そこには、画面に夢中になって目をキラキラ輝かせている子供たちの笑顔が-☆ 中には椅子から立ち上がって、まるで自分がフック船長と戦っているかのようにブンブンと手を振り回す子供たちも居て (>з<)=з そんな光景を見ていたらなんだか微笑ましくて、私も思わず「ピーター・パン!がんばって~!」 ・・・と、心の中で叫びました(爆)。 ・・・・・・。 すいません、話が大幅に逸れました (^_^)ゞ でもま、こんな感じで、私にとって「ピーターパン」がどれだけ好きな世界か、また自分が子供だったら、いかに夢中になってしまうストーリーかを感じていただけたと思います♪ 映画「ネバーランド」の中でも、バリ(J・デップ扮する)が招待した孤児院の子供たちが、 この「ピーターパン」という劇を、笑ったり歓声を上げながら夢中になって観ている様子などは、 あの時に自分が小さな劇場で見た風景とダブって見えて、なんだかウルウルと感動してしまいました-☆ でも何といっても私の琴線に触れたのは、シルヴィア(=ケイト・ウィンスレット)と子供達の家で 行われる「ピーター・パン」劇での、ワンシーン。 ピータ・パンが見せてくれる"ネバーランド"の、あのファンタジーな風景。。。 この風景が目の前に広がった瞬間、ググっと感動が込み上げてきて、溢れてくるわ、溢れてくるわ ・・・もう、涙がエンドレス状態・・・ (ioi) で、続いて"ラスト"の、三男坊ピーターのあの場面・・・・ <ネタばれ部分、伏字→>「お母さんが見える・・・」 (>_<。。。嗚咽しそうでしたよ。参りました /(・_;\ 観賞した方のコメントで「タオル持参で行った方がいい」というのがありましたが、こういうことだったのかと。 エンディング・ロール中(→この時流れる曲がまた、胸に沁みました~!)はモチロン、帰りの車中でも思い出す度に泣いてしまって・・・ もう化粧は落ちるし、瞼は腫れるし・・・ その後もそのまま出掛けようと思ってましたが、あまりのグズグズ状態に、予定変更でひとまず 家に帰りました(笑)。 しかしながら・・・感動といっても、私の場合はバリ自身の私生活部分にはそれほど、入っていけませんでした。 バリと子供たちとのやりとりは、凄くよかったんですけれどもねっ "r(^_^;) でもやはり、奥さんとの問題などは、それが事実に近いものだったとしても、あまり観たくなかった かな。 奥さんに対する彼の行動を100%支持することは、ちょっと出来なかったので。 他にも、シルヴィアのお母さんデュ・モーリエ夫人(=ジュリー・クリスティ)はあんなにバリを煙たがっていたのに、ラスト近くで急にいい人になってしまったり、ダスティン・ホフマン扮する興行主も もっとキーパーソン的な絡みがあると思ったら、そういうこともなくて・・・ とか、自分的にはいくつかツッコミ所もあったので、泣く程の感動はあったものの、↑の評価は その辺が☆ ー1になってしまいました・・・ (;^_^A もうちょっと細かい部分まで丁寧に、しかもバリという人物のことも、ちょっとフィクション入っても いいから共感できるように作ってもらえたら、私的には満点!なんですけど・・・ね。 出演の俳優さんに関しては・・・・ ジョニー・デップは、もう非の打ち所はありませんっ。 彼のあの繊細で優しい眼差しを観ているだけで、胸キュンっなのです-☆(古っ!"胸キュン"て) あ、でもルックスとかそういうことを抜きにしても、本当にいつもいつも"ほどよい加減"の演技には 惹き込まれてしまいます-☆ 本物のバリもきっとあんな風に想像力豊かで、子供の心を持った人だったんだろうな・・・と思わせてくれます。 先程も書きましたが、バリ(J・デップ)と子供達との絡みが凄くよかったです。 本当に子供の繊細な心を分かってあげてるっていうのが伝わってくるのです-☆ そして所々、ジョニデ作品らしいクスッとさせられるシーンなんかも♪ 特に"犬"のシーンなど (>y<)-☆ 相手役のケイト・ウィンスレットも、とても自然ないい演技で、子供の世界を理解する愛情たっぷりのお母さん役がハマっていました-☆ ただ、後半の病弱な役にはちょっと健康的過ぎる気もしましたけど・・・(笑)。 それからそれから、なんといってもピーターを始めとする子供達が可愛いいったらないですっ! 四男役のルーク・スピルくんなんて、あのしゃべる時のたどたどしさがもう食べちゃいたいくらい 可愛かった-☆(←"予告編"で、ベンチの下にいる子です♪) そして何といっても、ピーター役のフレディ・ハイモアくんの、ググっと心をエグられるようなあの 表情と演技! 本当に上手かった! どなたかのブログで見かけましたが、この映画で彼の演技を気に入ったジョニデ。 次作の映画「夢のチョコレート工場」でも彼と共演してるんだそうですね-☆ ん~、それってわかるわ~。 私だって、フレディくんのあんなに切ない演技見せられたら、もう降参ですっ! (ノ-o-)ノ "「ネバーランドはどうやってら行けるの?」・・・「強く信じれば、必ず行けるんだ」" 「ネバーランド」 (2004・アメリカ) [ストーリー] ロンドンの劇場で劇作家のジェームズ・バリは、新作の「リトル・メアリー」の初日を迎えていた。 しかし、観客の反応は芳しくなく、翌日の新聞でも酷評されてしまう。 失意の中で日課の散歩に出かけるバリは、そこで無邪気に遊んでいる子供を目にする・・・。 劇作家ジェームズ・バリが、「ピーター・パン」のモデルとなった少年と出会い、 その物語を完成させるまでを描いた、実話に基づく感動の人間ドラマ。 [監督] * マーク・フォスター <作品はコチラ> [出演] * ジョニー・デップ ( 主人公 ジェームズ・バリ役 ) <出演作品はコチラ> * ケイト・ウィンスレット ( バリの友人 シルヴィア・デイヴィス役 ) <出演作品はコチラ> * フレディ・ハイモア ( デイヴィス家の三男 ピーター・デイヴィス役 ) <出演作品はコチラ> 【 関連リンク 】 公式サイトヘ 公式サイト(u.s)ヘ 予告編ヘ 予告編(u.s)ヘ 特集ページヘ ベネチア映画祭記事ヘ * 画像あり フォト・ギャラリー ファン・サイト(u.s) その1ヘ フォト・ギャラリー ファン・サイト(u.s) その2ヘ フォト・ギャラリー(u.s)ヘ プレミア・フォト(u.s)ヘ * ジョニデはいません。 サントラ試聴(u.s)ヘ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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