Fｉｎｄｉｎｇ Ｍｏｖｉｅ 映画っていいね♪

ん～、なんだか重い映画でしたね～。
もっとラブ・ロマンス部分も大きい作品かと思って見始めたら、ぜんぜん違いました。
パッケージのオドレイ・トトゥの写真を見て、勝手にイメージしてしまったのかもしれません（汗）
シャナイ（オドレイ）の相手役のオクウェ（キウェテル・イジョフォー）が、いつも悩んでいるような表情を
しているので、それを見ているだけで、この映画が重い作品なんだなってことが分かる感じで。。。
あのオクウェの目を見ていたら、それだけで苦しくなってきますね。。。

て、そんな感じのトーンが続くので、ちょっとお疲れ気味の時なんかには避けた方がいい
映画かもしれません･･･σ(^_^;)

それに､冒頭でいきなり＜以下ネタばれ部分伏字→＞『心臓がトイレに捨てられている！』
なんてショッキング映像もあったので、尚更･･･。
で、そのことをきっかけに、ちょっとサスペンス仕立てでストーリーは進んでいきます。
何なのだろう･･･この人たち･･･何を背負って（隠して）こうしているのだろう･･･
と、何か重いテーマが隠されていることを薄々感じながら、序々に物語に引き込まれていきます。。。

しかしながら、最後に彼らが行う"問題の解決方法"には、正直「ええ～！」でした。
そのやっていることの『グロさ』に･･･。
でも、『グロい』ながらも"あっけらかん"としていたので、ちょっとアレなんですけれども･･･。
でも、実際にあるのでしょうね『臓器売買』しなければ生きていけないなんていう、凄まじい現実が。。。はーっ (=_=;) 。。。

ラストは、ほっとするより、なんだかちょっと悲しかったです。。。
（このラスト、"すっきりした"という感想の方も多いようですが･･･）
でもこのラスト、いろいろ含みを持たせている（これからどうなるのだろう･･･と想像してしまう）
感じが良かったです。

んー、にしても･･･世界ではこれが現実なのかな。。。
（これはイギリス・ロンドンが舞台でしたが･･･）
理由あって、こんな風に法の目をくぐって生きていかなければならない人達が、実際、
沢山いるのだろうか･･･
と思ったら、胸が痛みました。。。
でも、どうしたらこんなことが無くなるのか、どうすれば解決するのか、私にはわかりません。。。
モチロンそんな簡単に解決策など無いのでしょうが。。。

すごく辛くシビアな現実､移民問題などの社会の闇部を見せ付けられる･･･そんな重いテーマの
作品でした。。。

そうそう、登場人物は皆、なかなか個性的でよかったです。
特にホテルの支配人の"ファン"が、ちょっとマフィアっぽい感じでいい味出してました。
このおっさん（あ、失礼、セルジ・ロペスですね）、ああいう"あくどい"役がミョーに合っていますね（笑）
なんだか気になりました-☆

そういえば、ちょっと前のニュースで、
「今後、フランス政府は移民に対していろいろ基準を厳しくしていく」
というようなニュースをやっていたなー。
こんな作品を観た後では、なんだか考えさせられますね･･･。




" とにかく、今を生き抜かなければ･･･ "

「堕天使のパスポート」
(2002・イギリス)


堕天使のパスポート
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ＤＶＤ内容


[ストーリー]
ロンドンのホテルで働くトルコ系移民
のシェナイ（オドレイ・トトゥ）は、
NYに渡り自由に生きることを夢見ていた。
ある夜、
同じ職場の同居人オクウェ（キウェテル・イジョフォー）
がホテルにまつわる恐るべき秘密を知ったことで、
2人の人生は思わぬ方向へ動きだす。

第76回アカデミー賞オリジナル脚本賞候補になった他、
数々の映画賞を獲得した人間ドラマ。
ロンドンの移民社会をとりまく過酷な現実を、
臓器売買などの社会問題を交えてリアルに描く。
監督は『がんばれ、リアム』の名匠スティーヴン・フリアーズ。
主演のオドレイ・トトゥは『アメリ』のキュートなヒロインぶりから
一転、シリアスな役柄に挑み新境地を開いた。
共演には『ラブ・アクチュアリー』のキウェテル・イジョフォーら
実力派が名を連ねている。

＜Yahoo!ムービーより＞



[監督]
* スティーヴン・フリアーズ
＜作品はコチラ＞

[脚本]
* スティーヴン・ナイト

[撮影]
* クリス・メンゲス

[出演]
* オドレイ・トトゥ
(トルコ移民 シェナイ役)
＜作品はコチラ＞

* キウェテル・イジョフォー　
(ナイジェリア移民 オクウェ役)
＜作品はコチラ＞

* セルジ・ロペス
(バルティック・ホテルの支配人 ファン役)
＜作品はコチラ＞

* ソフィー・オコネドー
(娼婦 ジュリエット役)

* ベネディクト・ウォン
(オクウェの友人の解剖医 グォイ役)

* ズラッコ・ブリッチ
(バルティック・ホテルのドアマン アイヴァン役)




【 関連リンク 】

公式サイト
オドレイの来日記者会見の様子（質問形式のスクリプト）もあります。

予告編＆ビデオクリップ(u.s)＜Yahoo! Movies＞
監督や出演者のインタビュー動画もあります。

フォト・ギャラリー(u.s)＜IMDb＞

オドレイ・トトゥ来日会見記事その１（動画あり）＜Movie Walker＞

オドレイ・トトゥ来日会見記事その２（画像あり）＜Web Style＞