今朝起きたら、いつもと同じような暑さの中に
どこか秋の気配を感じませんでした？
「変化」は、変わったと感じた時に
すでに変化は終わっているのが常ですから
どれくらい敏感に変化がわかるかが次へのカギ
それにしてもお盆という日時設定の絶妙さに感心するjbです
竜巻、台風、地震という
保険の約款でも特別視されているような天変地異が
一か月の間に起こったことになると考えると
今年の夏はいったいどんなやねん！と思いません？
その原因は諸説いろいろあって、それはそれで興味があるんですが、
やっぱり、僕ら家づくりにたずさわる者として
被害の状況が気になります
「家は家族を守るシェルター」
平和な時には、そんな大げさな(^w^) ぶぶぶ・・・と笑える文言ですが、
時代に合わせて頻繁に建て替えることはできませんから
建てる時にいろんな状況を考え
それに対して住む家族がどうなるかを
総合的に想定して設計するのがあるべき姿と感じます
先日の竜巻、
自分で行こうと思ったのですが、思うところあり、
にろす氏にレポートをお願いしました
彼が現場からくれた電話で、
「どんな感じなの現場？」
「ｊｂやっぱ、瓦って駄目だわ！
今までも駄目だと思ってたけど、こりゃほんとにダメだわ」
「それってホントには思ってなかったってことじゃねえか！」
というツッコミはしなかった
僕らの研究会「百年の家project」では、
こういった重大な被害が起こると
FSとJBで、現地に行き、
その土地の建築家たちが
想定して建てたであろう住宅の
想定が間違っていたか、合っていたかの結果を写真に収め
それを元に各地のメンバーと一緒に議論し、
その時、今やっている物件からそれを活かす方法をとっている
二度の中越地震も、能登もしかり
その現場では、もし自分の土地で起きたら
同じようになるであろうという古い想定のもたらした結果と
新しい想定の基準が脳裏に焼きつけることができる
どこの地震でも今回の台風でも
外に飛び出ると瓦が落ちてくる危険も少なくなる
順番待ちで屋根を直さなくてもいいし、
雨が降って家財道具がパーになることも少なくできる
つまり瓦じゃなかったら被害は相当少なくできる
そんなことは、阪神大震災で分かっていたはずのこと
でもやはり、写真と言葉だけでそれを伝えるには限界がある
セミナーでいくら感心してくれても、心に染み込む人は数人
ユーザーに説明した時、それでも瓦がいいと熱望されると
簡単に承諾してしまうのが普通だ
家づくりのプロが
だめだとわかっているのに素人の要望を承諾する
これは瑕疵以外の何物でもない
ダメなものを欲しがるのは要望ではなく、わがまま
親として、子供の成長のために、
わがままを聞きいれワザと痛い目にあって理解させることはするが、
プロがお金をもらってすることではない
『「あの重い瓦が、木の葉のように空を舞っていた」って地元の人が言ってたんすよ
木の葉のようにですよ。考えられないですよね・・・』
というにろす氏には、
伝えたいことが解ってもらえたかもしれない
ダメなものはダメなんだ
何百年続いていようと間違ったものをやめる知性を持とう
プロとしてお金をもらう以上、
住む人の不利益になる素人のわがままを迎合することが
地域を守る、家族を守るという工務店の使命を薄くしている
誰だって、危険な家には住みたくない
だからこそ、営業マンよろしく迎合するのでははなく、
恐れずに説明し説得する義務が工務店にはある
自信がないから素人も説得できない
自信をもって事にあたるためには
現物を現場で現実的に見ることが大切
それ以外に、心にしみいることはない
あなたが新築したとしよう
もし、大きな台風が来た時に
「なんか飛ばされなかった？大丈夫？」
という電話一本こない工務店に頼んだあなたは、
工務店選びに失敗している
その工務店は、天変地異の恐ろしさと
そこに生活している人の悲惨さを知らない
知らないのに、守れるはずはない
知らないのに、大丈夫な家が建てられるはずがない
東海地震から住民を守るのは、地震予測研究所じゃない
現実的には工務店以外にない
その地域の工務店が何を想定し、どんな家を建てるかにかかっている
たとえ限定的であっても
工務店は家を触ることでしか未来を変えることができない
9月以降の本格的な不況がくるという
お盆ボケは切り替えていこ～
今日もツイてる♪(^O^)
突き抜けるblue バキュ～ん(^_-)┬－ ～～～～～・
