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カテゴリ:艶紅の似合う女性に
男は帰り際に エレベータの扉の前で 不意に私の手を握りしめ こう聞いた 「女子大生?」 期待を裏切らないよう震える声でこう答えた 「ええ」 「綺麗だね、また来るよ」 私の虜になった男は 灰色の背広の背中をまるくし 私を真っ直ぐ見つめる 凍えるような寒さの中 エレベータは早く来て欲しいのに 別れが待っているのはちょっぴりせつない 男はエレベータに乗り込むと 人が沢山いる中で優しく手を振る 私は「また来てね」と ドアが閉まる時に声をかける そして エレベータが一階につくのを 一人呆然と眺める 余韻に浸りながら、自然な笑みがこぼれる 明日は誰かに優しくなれそう エレベータの前で一人 そんな気がしていた
ふと我に帰ると ありえない量のグラスとお皿が 私を待っていたのは いうまでもない
11名と18名と7名の宴会を 4人でまわしたのさ、今日!! 三十路まであと三年 今夜は「女子大生」と嘘をついても罰はあたらん 経営者でてこーい!! (ここの経営者は友人×3)
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Last updated
2008.01.17 02:19:07
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