Sunflowersinger's Diary

ばあちゃんが死んだ時

東京から自宅に帰り

目の前の「ばあちゃん」は変わりないに返事がない

手は胸の上で組んだまま

棺おけにはいっても

葬式の間も

起き上がることがなかった

骨になった

私は初めて人の骨を見た

怖いという感覚はなかった

「人は死ぬ」ということは

こういうことなんだなと納得した

私は身近な人が死んだことがなかった

正直２７年

「死」というものについてよくわからなかった

家族は永遠に６人＋犬二匹だと思っていた

でも人は必ず死ぬ

私にも必ず来る

宿命で変えることが出来ない

人の肉体は必ず滅びるのだ

私はばあちゃんが死んでる前で思った

私はこの肉体で

何が出来るのだろう？

何がしたいだろう？

何を残したいのだろう？

私は一人でもいいから

「●●ちゃんの歌は本当に心に染みたよね」

と言われたいと思う

お金や物では動かせない

人の心に触れたいと思った

欲をいれば

それを沢山の人に言って欲しいし

その人に何か影響を与えられたら

私が生きる価値はそこにあるなと思った

私は歌は技術では隠せない

「人」がでると思う

もちろん音楽全般そうだと思うが

だからきちんとした考えや

行いをしないといけないと思う

もちろん

人間だから踏みはずすこともある

間違えたこと恥ずかしいこと知らないことがあっても

これからは立ち止まらず

歌いたい

そんな不完全で頑張ってる姿って

見苦しいと思っていたけど

実は色々な人を癒すことができるのだ

私はそんな歌が歌いたい

形にこだわるのは辞めよう

プロでなくても

カラオケでも

罵倒されても

拍手をあびても

とにかく

歌い続けることで

人の役に立とう

それが出来ないと思うのなら

歌い続けてできるようになろう

私は不完全だと思う

でもそれでいい

それによって何か私が出来るのなら

歌うのだ

きっとお金よりも

大切な生きる意味が

そこにはある気がするから

それがお父さんお母さん

おじいちゃんおばあちゃん

命を繋いでくれた人に

一生懸命育ててくれた人に

恩返しするって事なんやろうな～

そうやんな、ばあちゃん。