【家の中の要注意】赤ちゃんの熱中症予防
こんにちは。ママとベビーのお教室 おひさまくらぶです今日は赤ちゃんの熱中症について少しお話しをしたいと思います。 赤ちゃんはどうして熱中症になりやすいの?赤ちゃんは大人と比べて、まだまだ身体の体温調節機能が未熟です。自分で上手に体温調節をすることが難しいと思っていた方がいいでしょう。この季節、外出したら夜に少し微熱がでたなんてことは多々あるとおもいます。これも体温調節機能が未熟なためにおこることなんです。体温調節機能が未熟なだけではなく、赤ちゃんは大人に比べて皮膚の厚さは約半分・皮下脂肪も少ないですし、筋力も弱いですよね。ですのでどうしても体内に熱がこもってしまうと、上手に熱を逃がす事ができないんです。それに赤ちゃんの身体の70%は水分。大人より水分量が多いんですね。それに比べて汗腺の数は大人と同じだけありますから、本当によく汗をかきます。そうするとどうしても体内の水分量が不足がちになるので熱中症になりやすいんです。また、大人とちがって脂肪や糖分の蓄積がないためにダメージをうけやすいと言われています。暑いために体温が上がる ↓体温調節機能が未熟なため体内に熱がこもり熱があがる ↓汗をかいたりして体内の水分量が少なくなっているので、体温を下げることができない ↓よけいに体温が上がっていくというようなメカニズムになっていきます。なので、大人が意識してこまめに水分補給をしてあげることが必要です。目安としては30分~1時間ごとに水分補給をしてあげてください。赤ちゃんが元気なら母乳・ミルク・お茶など好きなものをのませてあげるといいでしょう。ただ、脱水状態(水分が足りない状態)になると、身体の中の水分だけではなく、電解質(塩分やカリウムなど)も不足してきます。ですので、そのようなときは赤ちゃん用のイオン飲料などで足りない電解質(Na・Ka)を補ってあげるように心掛けてください。水分だけでは電解質が薄まってしまい症状を悪化させることもあります。暑い日は日ごろから大量に汗をかいたらイオン飲料を飲ませたほうが安心でしょう。どうしても飲まない赤ちゃんもいると思います。そんな赤ちゃんには、好きな果汁などにお塩(Na)を少し混ぜて飲ませてあげるといいですよ。脱水症の目安・体が熱くて元気がない・おしっこが2時間以上でていない・おしっこの量が少なく色が濃い・汗のでがいつもより少ない、もしくは汗をかかない・唇がかわいている・大泉門がへこんでる?ようなきがする熱中症ってどんな症状?頭痛や倦怠感・発熱・嘔吐など風邪の症状とよく似ていますが、咳や鼻水を伴うことはありません。熱中症でぐったりとしているのに寝ていると勘違いすることもあります。ふだんからお子さんの様子をよく観察し、すこしでもおかしいなと感じたら、適切なケアをしていきましょう。熱中症のサイン+ふだんより元気がない+めがうつろだったり、目で追うことをしない+熱がある+普段はおしゃべりなのにしゃべらない+体や顔が赤い・熱い(熱がこもっているような感じ)+反対に顔が青白い・血の気がない+呼吸が速そう・苦しそう熱中症に必要な応急処置・涼しい部屋に移し体温の上昇を防ぎましょう。・衣服やおむつを緩めたり脱がせたりして、身体にこもった熱をにがしましょう。・少しづつ赤ちゃん用のイオン飲料を飲ませてあげ水分補給をしていきましょう。 熱中症になった時は水分補給だけでは失われた体内の電解質(塩分やカリウム)を補う事ができません。 どうしても嫌がる時は果汁やお茶などに塩を加えてのませるといいでしょう。・冷えぴたなどで身体を冷やす。 脇の下や首の後ろ、足の付け根など太い血管が通っている場所を冷やすと効果的です。熱中症は大人のちょっとした心がけで予防することができます。赤ちゃんと夏を楽しむためにも、予防法をきちんと覚えておくといいですね。1,子どもの様子を十分観察しましょう。屋外で遊ぶ場合は1時間に1回は涼しい場所で休憩をとるようにしましょう。海やプールなどでは体力の消耗も激しいですでので15~20分の間隔で涼しい場所で休憩をとってあげるといいかと思います。その際、お子さんの様子を十分に確認してあげてください。2.体温の放熱を促すような服装をさせてあげましょう。光を反射するような白系の服が好ましいです。身体にぴったりフィットではなく、ゆったりとしたもので、木綿などの汗の吸収しやすい素材を選んであげるといいですよ。帽子も忘れずに。3.水分補給はこまめに行いましょう。赤ちゃんは汗っかきですから、こまめに水分補給をしてあげましょう。沢山汗をかいた時はベビー用イオン飲料を活用するといいでしょう。4.室内も要注意お昼寝中はもちろんのこと、夏の熱帯夜ではクーラーをつけて快適温度をキープしましょう。この時期は寝ている間にちょっと買い物は控えた方が安心です。万が一クーラーが切れたりすると思わぬ事故につながりかねません。5.絶対に車に赤ちゃんや子どもを置いて出ないこと車の中はエアコンがきれるとサウナ状態。50度ほどにまですぐに温度が上昇します。ちょっとだから・・・は絶対にやめてくださいね。あと、アスファルトの照り返しもきついですので、ベビーカーの日よけグッズなどを上手に使っていきましょう。《豆知識》赤ちゃんだけでなく、この時期子どもや大人も熱中症に注意が必要です。そんなとき、手軽に購入できるスポーツドリンク最近は種類も豊富ですね。ちょっと頭が痛いな、水分不足かな?と思った時はお茶ではなくおとなもスポーツドリンクを心がけてください。その際、成分表示を確認してNa(塩分)が記載されているかどうかを確かめてくださいね。種類によっては塩分の入っていないものもあります。熱中症予防には塩分が欠かせませんのでそのあたり少し注意してくださいね。詳しくは総務省の熱中症環境保健マニュアルをご覧下さい。