世の中には様々な健康法や健康関連商品がありますが、ひとつの方法や商品だけで、健康を維持したり、回復することはできないと思います。
テレビ番組の「あるある大事典」では、呼吸法、ダイエット体操やリコピン、ルチン、ポリフェノールなど毎回、特定の方法や食材、栄養素の効用にフォーカスして紹介していますが、それを見たばかりの頃は、そればかりやって、いつのまにか忘れ去られ、他の方法が紹介されると、また、そればかりやって、いつのまにか忘れ去られ..の繰り返しの人が多いのではないかと思います。
人間の体は、いろいろな要素に影響を受けながらバランスをコントロールしているので、何か特別な方法をひとつだけ取り入れたところで、全体を改善するわけではないですし、ひとつのことに集中すると、かえって全体のバランスを崩す危険性もあります。
人間は一日に取れる栄養や運動には限界があるので、その中で、何をどのようなバランスで取り入れていくかを考えていかないと、大きな効果は得られませんし、長期にわたって効果を維持することもできません。
ひとつ、ひとつの健康法を戦術に例えるならば、戦術だけでは戦は勝てないと言うことです。
自分が目指す「健康」に到達するためには、ひとつのやり方(戦術)だけでなく、どのようなやり方を、どのような組み合わせで、どのようなタイミングで実行するか?また、何に重点をおいて、全体として、どのようにバランスをコントロールしていくか?これに答える構想および計画が必要です。これを一言で言うと『健康戦略を策定する』ということです。
次回は健康戦略策定プロセスについてお話したいと思います。
続く
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